(注意)これは、閲覧用ではありません。これは、過去記事保存資料用です。最新版を御覧ください。
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若山照彦教授の2014年6月16日記者会見における疑惑
STAP疑惑に関して若山照彦教授は2014年6月16日に記者会見を行いました。そのうち、スライドを用いた説明部分の検証が一応の水準に達しましたので、とりあえず、スライドを用いた説明部分の疑惑について「若山照彦教授2014年6月16日記者発表の疑惑」としてまとめました。「質疑応答部分の疑惑」についても今後作成する予定です。
[会見資料]
毎日新聞HP参照
http://mainichi.jp/graph/2014/06/16/20140616k0000e040170000c/002.html
http://mainichi.jp/graph/2014/06/16/20140616k0000e040170000c/003.html
http://mainichi.jp/graph/2014/06/16/20140616k0000e040170000c/004.html
http://mainichi.jp/graph/2014/06/16/20140616k0000e040170000c/005.html
http://mainichi.jp/graph/2014/06/16/20140616k0000e040170000c/006.html
[若山照彦教授2014年6月16日記者発表の疑惑]
参考動画:FNNによるYouTube投稿動画:[
]https://www.youtube.com/watch?v=hD3Wd9cpo78
(1) 第三者機関が解析してないマウス個体について第三者機関の解析結果として説明した虚偽発表疑惑
上記の動画の8分58秒目ないし9分45秒目で、若山教授は第三者機関の解析結果としてGFP遺伝子の挿入部位について、「若山研で飼育されているGFPマウス」は第三者機関の解析結果によって18番染色体上にGFP遺伝子が挿入されている事が明らかになった旨の説明をされました。
しかし、上記の動画の約6分前の、2分59秒目ないし4分03秒目で、第三者機関に解析依頼した試料がSTAP幹細胞株と受精卵ES細胞株である旨を述べてました。(第三者機関に解析依頼した試料として説明した試料には「若山研で飼育されているGFPマウス」は含まれていませんでした。)
さらに、配布資料では若山研で維持しているマウスは若山研で追加解析した旨の記載があります。
よって、「若山研で飼育されているGFPマウス」は第三者機関で解析されなかったのにあたかも第三者機関で解析されたかのようにスライド発表した虚偽発表したと考えられます。
(2) 第三者機関作成スライドの改竄の疑い
上記の(1)の疑惑に伴い上記の動画の10分10秒目ないし 11分0秒目では第三者機関作成のスライドとして表示されたスライドの改竄の疑いも生じます。(要調査)
(3) 「体細胞由来ES細胞」隠匿疑惑 (解析に出さずに隠していた「体細胞由来ES細胞」の存在)
若山照彦教授は129B6F1の受精卵ES細胞を第三者機関に解析を依頼した事を記者会見で示しましたが、実は若山研には129B6F1のESでも「体細胞由来ES細胞(ntES細胞)」を別個に存在するのに第三者機関の解析に出さずに隠しています。
尚、若山氏他による特許出願書類にもntES細胞として129B6F1G1(GFP陽性)を使った事が書かれています。
(j-tokkyoホームページ記事参照)
http://www.j-tokkyo.com/2009/A01K/JP2009-159878.shtml
>【0033】
>C.倍化4倍体胚を用いたESマウスの作成効率の検討
>先の実験で倍化4倍体胚の細胞数の増加が確認されたので、
>次にESマウスの作成効率の検討を行った。使用したES細胞は、
>一般的なES細胞株である E14、ntES細胞として129B6F1G1(GFP陽性)およびBDmt2、
>ならびに近交系由来のES細胞株としてDFC3H(合計10株をランダム に使用)を用いた。
(付録) 「体細胞由来ES細胞」論点に関する理化学研究所・今井猛・ チームリーダー とのメールのやり取りでの下記のメール内容部分写し参照
[ 若山研の129B6系のESには解析依頼した受精卵ES以外に体細胞ES(ntES)があったはず ] (私から今井氏へのメール)
[ Re: 若山研の129B6系のESには解析依頼した受精卵ES以外に体細胞ES(ntES)があったはず ] (今井氏から私へのメール)
[ 体細胞ES(ntES)作成はGFP無しの素のESを作ったはず・・・染色体異なる可能性大 ] (私から今井氏へのメール)
(4) 「戻し交雑」に関する疑惑 (若山教授がGFPヘテロの親マウス所持の可能性)
「戻し交雑」によってGFPはヘテロになります。新薬開発の対照実験でなくキメラ作成では完全な純系は不要なので、生命力重視すれば無理にGFPをホモにしないはずです。若山教授もここ一番の実験では生命力重視でマウスや細胞を選択したはずです。
(付録) 「戻し交雑」論点に関する理化学研究所・今井猛・ チームリーダー とのメールのやり取りでの下記のメール内容部分写し参照
[ 「戻し交雑」によってGFPはヘテロになります。親世代がGFPホモはウソです。 ] (私から今井氏へのメール)
[ Re: 「戻し交雑」によってGFPはヘテロになります。親世代がGFPホモはウソです。 ] (今井氏から私へのメール)
[ 蛍光CAG-GFPの場合はgenotyping不要、逆にGFPホモ確保は近親交配の不利益 ] (私から今井氏へのメール)
[ Re: 蛍光CAG-GFPの場合はgenotyping不要、逆にGFPホモ確保は近親交配の不利益 ] (今井氏から私へのメール)
[ たとえ近交系マウスでも集団の個体数が大で安定改良済み、少数個体の近親交配とは異なる ] (私から今井氏へのメール)
2014年6月19日