今井 猛 様

 

御手数ですが、このメールは有志の方全員に転送願います。

 

>戻し交配したのち、ヘテロ同士を掛け合わせると1/4の確率でB6

>バックグラウンド・GFPホモというマウスを得ることが出来ます。

>その後はホモ×ホモで維持します。

>通常、ヘテロで維持するためには毎回genotypingをする必要があって

>大変なので、戻し交配が終わった後は着目する遺伝子のみをホモ化して

>維持することが多いです。

 

 

他の遺伝子の場合は当該遺伝子の有無の検査にgenotypingが必要

ですが、CAG-GFP遺伝子の場合は励起光照射で蛍光確認で済みます。

 

逆に、GFPホモを得るためにGFPヘテロ同士を掛け合わせると

近親交配によって個体だけでなく細胞レベルでも弱くなってしまう

不利益があり、しかも長期にわたり近親交配を繰り返すとさらに

弱くなり、高難度の実験を成功させるスゴ腕の若山教授の場合、

単に器用さや知識のみならず使用する細胞の生命力確保も重要な事

なので、若山教授も高難度の実験には生命力の強い親世代がGFP

ヘテロのマウスを使ったはずと考えるのが自然です。

 

ところが、若山教授は親世代の129/Sv-GFPマウスもB6-GFPマウスも

全く解析に差し出していません。もっとも、一部を解析に差し出しても

無意味で、若山教授のヘテロだから矛盾との主張を立証するには全ての

マウスを検査せねばなりませんけど。