入試問題に「天声人語」等の朝日新聞記事を引用する大学は多く、朝日新聞はそれを受験生の保護者の弱みに付け込んでセールス・ポイントにしている(注1)。
しかし、朝日新聞は盧溝橋事件(1937年7月7日)の後、和平交渉を前提とした蒋介石・中国国家主席(当時)の「最後の関頭」声明に応じて、現地兵力や補給に不安のあった日本が譲歩する余地を封じる形で、1937年7月20日、軍用機献納運動を提唱し日中戦争を扇動した。
しかも、戦後、朝日新聞が1945年11月7日に「国民と共に立たん」という小さな記事によって曲がりなりにも反省・謝罪した戦争責任は軍部や政府に強制されて虚偽報道をした受動的戦争責任のみであって、軍用機献納運動に代表される自由意志による積極的戦争責任については反省・謝罪していない。(別項・朝日新聞1945年11月7日「国民と共に立たん」には戦争扇動の謝罪が無い参照)
よって、かかる重大かつ自由意志による積極的戦争責任について、中国人民及び日本国民に対して明確な形で反省を表明し謝罪し、中国人民に対して十分な損害賠償を支払うまで、「天声人語」等の朝日新聞記事を入試問題に引用して朝日新聞に利益を受けさせるべきではない。
これについて、朝日新聞記事を入試問題に引用する可能性のある大学・短期大学等に申し入れを行うべきと考える。
尚、本HP読者の、申し入れ書作成の困難を避けるため、「申し入れ書ヒナ型」を作成した。
申し入れ先は、国公立学校の場合には入学試験委員会・教授会・評議会・学長等であると考えられるが、提出先がわからない場合には事務で聞くか学長宛てに提出し請願法(注2)・第4条の転送を依頼するのが無難と思われる。また、提出先がわからない場合には請願法・第3条2項により内閣(〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1)に提出する事もできる。
申し入れ書ヒナ型 (入学試験委員会・教授会・評議会等 用、マイクロソフトワードファイル)
申し入れ書ヒナ型 (学長 用、マイクロソフトワードファイル)
申し入れ書ヒナ型 (内閣 用、マイクロソフトワードファイル)
マイクロソフトワードが無い場合のためのテキストファイルlzh圧縮ファイル入学試験委員会・教授会・評議会用、学長用、内閣用。
上のいずれか適当な「申し入れ書ヒナ型」(実際のタイトルは「請願書」)の署名者人数分と下記の「別紙・補足理由」と当時の朝日新聞の記事及び紙面のコピーを添付資料としてセットにして申し入れ先に提出されたい。
別紙・補足理由 (マイクロソフトワードファイル)、マイクロソフトワードが無い場合はこちら。
近くの図書館に朝日新聞縮刷版が無い場合は、以下のJPEGファイルをダウンロードしてから白黒(モノクロ)で印刷するとキレイに印刷できる。尚、近くの図書館に朝日新聞縮刷版がある場合には、そちらでコピーされたい。
添付資料・東京朝日新聞(1937年7月20日)記事「軍用機献納運動」のある紙面全体 (JPEGファイル)
添付資料・東京朝日新聞(1937年7月20日)記事「軍用機献納運動」 (JPEGファイル)
添付資料・朝日新聞(1945年11月7日)記事「国民と共に立たん」のある紙面全体 (JPEGファイル)
添付資料・朝日新聞(1945年11月7日)記事「国民と共に立たん」 (JPEGファイル)
(注1) たとえば、朝日新聞HP・「ガンバレ高校生!asahiguma.com | 朝日新聞は出る! 〜朝日新聞は大学入試に強い!!〜」参照。
http://www.asahiguma.com/asahishimbun/02.html
http://list.room.ne.jp/~lawtext/1947L013.html
2005年12月2日