STAP問題検証では生殖細胞混入の「擬STAP細胞(STAPもどき細胞)」の実験もすべき
現時点では、ほとんどの専門家は、小保方他によるnature誌のarticle論文 (注1) やletter論文 (注2) の「STAP細胞」とはES細胞と認識しているが、私はほとんどの場合には小保方他が「STAP細胞」と称する細胞は死んだ細胞 (注3) であるが、稀に脾臓の細胞を採取する際に、故意または過失によって卵巣(メス)や精巣(オス)の生殖細胞が採取・混入し弱酸処理によっても生存し続けた可能性があり、もし仮にテラトーマ作成が真実ならばテラトーマ作成に寄与した細胞は生殖細胞の可能性もあると考えるに至った。
小保方他によるnature誌のarticle論文 (注1) では脾臓から採取した細胞を元に多能性細胞である「STAP細胞」を作成したとしている。しかし、仔マウスの大きさは成人男性の親指程度の大きさであり、仔マウスの脾臓と卵巣(メス)や精巣(オス)は数mmしか離れておらず、脾臓の細胞を採取する際に卵巣(メス)や精巣(オス)の生殖細胞を採取した可能性がある。この場合にはテラトーマが作成される可能性がある。
よって、STAP問題解明のため、仔マウスの卵巣(メス)や精巣(オス)の生殖細胞を採取し、それを「擬STAP細胞(STAPもどき細胞)」としてテラトーマ作成する比較用の検証実験(対照実験・コントロール実験)をなすべき事を私は提言する。
尚、故意で卵巣(メス)や精巣(オス)の生殖細胞を採取したならば不正行為である。よって、小保方晴子氏以外の第三者がSTAP問題検証のため上述の生殖細胞による「擬STAP細胞(STAPもどき細胞)」による比較用の検証実験をなすべきである。さらに、丹羽 仁史氏や小保方晴子氏が行うSTAP細胞検証のための本実験で使われた仔マウスについては卵巣(メス)や精巣(オス)が無傷で残存しているか第三者が確認すべきである。
(付録) 上記の提言に関して私と理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター長・竹市雅俊氏とのメールのやり取り。
[STAP検証で、第三者が生殖細胞を「STAPもどき細胞」としてテラトーマ作成する比較検証実験も追加すべき] (私から竹市氏へのメール)
[Re: STAP検証で、第三者が生殖細胞を「STAPもどき細胞」としてテラトーマ作成する比較検証実験も追加すべき] (竹市氏から私へのメール)
[卵母細胞がFACSでCD45陽性として選別される可能性について] (私から竹市氏へのメール)
注釈
(注1) nature誌の小保方他(2014a)によるarticle論文は、nature vol. 505, pp.641–647 に、2014年1月30日付けで掲載された論文で、 2014年5月10日時点では、下記のnature誌のサイトで閲覧可能。
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12968.html
著者は、
Haruko Obokata,Teruhiko Wakayama,Yoshiki Sasai,Koji Kojima,Martin P. Vacanti,Hitoshi Niwa,Masayuki Yamato & Charles A. Vacanti
タイトルは、
Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
(注2) nature誌の小保方他(2014b)によるletter論文は、nature vol. 505, pp.676–680 に、2014年1月30日付けで掲載された論文で、2014年5月10日時点では、下記のnature誌のサイトで閲覧可能。
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12969.html
著者は、
Haruko Obokata, Yoshiki Sasai, Hitoshi Niwa,Mitsutaka Kadota,Munazah Andrabi,Nozomu Takata,Mikiko Tokoro,Yukari Terashita,Shigenobu Yonemura,Charles A. Vacanti & Teruhiko Wakayama
タイトルは、
Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency
(注3) 別項目 [ 「STAP細胞」が死んだ細胞である証拠が小保方の論文と理研公開動画に存在する ] 参照。
2014年6月26日 (当初・2014年6月23日版はこちら)