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 ウラン原爆による地下核実験でも効率と反応率を上げれば地震規模を10倍以上にできる

 

    広島に投下されたウラン原爆で実際に核分裂反応を起こしたのは高濃縮ウランの2%未満と算定されている。そして、広島に投下されたウラン原爆では高濃縮ウランの大部分は核分裂反応を起こす前に爆発で飛散したと推定されている。この事は、逆に、もし仮に、地下核実験で地下トンネルに隙間無く強固に密着させ核分裂反応せずに飛散する高濃縮ウランを減らせれば、核分裂反応率を大幅に上げれる事を意味する。

   また、ブルース・A・ボルト 著 、小林芳正 監訳 『地下核実験探知』 (原題"Nuclear Explosions and Earthquakes" by Bruce A Bolt) 日本語版p.59-66 によれば、花崗岩のような硬岩中に核爆弾を装填した後に隙間を粘着力のある物質で突き固めれば、岩塩地層や凝灰岩地層での通常の核実験のように実験坑と核爆弾との間に隙間がある場合に比べ数倍の地震効率になるとの事である。

   すなわち、上述の二つの効果により北朝鮮の核実験場のような花崗岩地帯で核爆発の圧力を封じ込め易い横穴式トンネルの口径を核爆弾の外径よりわずかに大きいだけになるようコンクリートで狭くし、そのわずかな隙間を粘土で突き固め横穴式トンネルと核爆弾を密着させれば、生じる人工地震の規模は岩塩地層や凝灰岩地層における上方向に爆発エネルギーが逃げやすい縦穴式で隙間がある通常の地下核実験で生じる地震の規模の10倍以上にできる可能性がある。尚、詰め物の粘土の水分を重水にすれば核融合反応も少しは発生し、更に地震の規模を大きくしうるであろう。(ただし、日本政府の160キロトンという爆発規模推定では花崗岩で横穴式トンネルである事も既に考慮され爆発規模は既に若干は低めに算定されていると思われる。しかし、トンネルと核爆弾が密着されていれば、更に地震効率も核分裂反応率も大幅に上昇するため、空中爆発では15キロトン程度のウラン爆弾だった可能性は大いに考えられる。)

   よって、2017年9月に北朝鮮が行なった地下核実験は、たとえ地震の規模がマグニチュード6以上であっても、ウラン原爆による核実験だった可能性がある。過去の人工地震の規模が小さかった事を考えると北朝鮮は爆縮型のプルトニウム原爆製造に何らかの困難を抱えている可能性がある事や爆発規模を大きく見せかける偽装の動機がある事等からも、その可能性が高いと考えられる。


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2018年3月13日 (2018年3月12日・当初版は こちら 。)

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浅見真規 vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp


 

 

 

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