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西洋人作成のデタラメな古地図で尖閣日本領論展開する石井望氏 

 

   長崎純心大の石井望准教授は産経新聞社の「産経WEST」の記事・[ 「尖閣日本領」欧州の地図 日清戦争より前、中国主張を否定する資料 ]において、ドイツ人地図作成者のアドルフ・シュティーラー製作1868年発刊の地図で国境線が尖閣諸島より西側にあると石井望氏は主張し尖閣諸島日本領論を展開しています。しかし、その地図はデタラメです。日清戦争前なのに台湾の緑島が琉球王国側に含まれています。石井望氏のデタラメな主張をそのまま記事にした産経新聞記者の良識を疑います。

   尚、Landkartenarchiv の「Adolf Stieler's Hand Atlas Über Alle Theile Der Erde Und über das Weltgebäude. (1881)」(アドルフ・シュティーラー製作の1881年版の「ハンド・アトラス」)の「China (Östlicher Theil), Korea und Japan (1881)」で照合したところ、シュティーラーは緑島を「Samasana」と表記している事が判明した。また、英語版のwikipedia「Green Island, Taiwan」(03:09, 27 July 2018版)によれば、19世紀には西洋人は緑島を「Samasana」と表記していたとの事である。


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2018年10月31日

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浅見真規 vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp