(注意)これは、閲覧用ではありません。これは、過去記事保存用資料です。
5. やむを得ずマスク再使用する場合の注意
マスク再使用考察の経緯
(再利用を前提に作られているマスクでない)使い捨てマスクの再使用は危険が伴うので本来ならば避けるべきです。しかし、一般人の場合、十分な分量のマスクの購入が困難な場合もあります。そのため、やむをえずマスクを再利用せざるを得ない場合もあります。
また、一般人の使用したマスクは医療関係者使用したマスクのように大量のウィルスや有害菌にさらされていない場合もあります。そのため、十分に注意を払えば再利用の余地はあります。(ただし、抗菌・抗ウィルス素材や耐水性素材の使われていない使い捨てマスクでは至近距離からくしゃみや咳の大粒の飛沫の直撃をマスク外側にベットリと受けた場合には、安全な場所に到着直後に廃棄・交換すべきです。)
マスクの再使用法 (マスク再使用には危険が伴う事に十分に留意し、自己責任でお願います。)
[ 注意: ガーゼマスクやFSCマスクのように再利用を前提に作られているマスクで、そのパッケージ等に説明が記載されてる場合には記載の方法に従ってください。]
再使用の場合、一度使用したマスクの外側にはインフルエンザ・ウィルスが付着してる危険を認識してください。そのため、マスクの外側と内側は必ず区別してください。また、カビや有害菌や雑菌の繁殖の危険に留意し、やむを得ず再使用をする場合は子供の手の届かない乾燥した場所で陰干し(注)して、変色・異臭(新しいマスクの臭いとは別の臭い)・異常がないか確認してから再使用してください。(最低一日一回は完全に乾燥させてください。)それから、再使用の前提で使う場合には口元を清潔にしてから着用してください。インフルエンザ予防用のマスクは花粉症用マスクより通気性が悪いため、結露しやすく乾燥しにくいので、完全に乾燥しない限り翌日の使用は見合わせてください。特に、カビはカビ毒と呼ばれる危険な化学物質を作る場合がありますので御注意ください。
また、再利用の場合、マスクが劣化してくる危険を認識してください。マスクには寿命があります。やむを得ず予定された寿命を超えて使用される場合は自己責任で十分に確認してください。特に、耳にかける部分がソフトな不織布でできているマスクは繰り返し使用すると緩んでくるので危険です。
高性能フィルター付きガーゼ・マスクの場合、マスク本体を繰り返し洗うとフィルターが劣化します。(空気が乾燥している時に短時間の使用の後で、結露も湿り気も無く、あまり汚れも無い場合には内側の当てガーゼのみの洗濯に留め本体は陰干しするのが良いかもしれません。ただし、自己責任で願います。)
2009年6月3日
(注) 使い捨てマスクの洗濯はフィルター等を大幅に劣化させる危険があるので避けるべきです。また、消毒や日光に当てて干す事も場合によってはマスクの耳紐やフィルターの劣化を招く危険があります。そのため、私は陰干しを推奨します。
ただし、至近距離からくしゃみや咳の大粒の飛沫の直撃を受けマスク表面にベットリと唾や痰が付着した場合は抗菌・抗ウィルス素材使用以外の通常のマスクでは陰干しによる再使用はしないでください。そのような場合には陰干しでは大量のウィルスや有害菌の残存の危険があるからです。(尚、抗菌・抗ウィルス素材使用マスクの場合でも使用継続は自己責任で願います。)