[注意]: 以下の記事は北朝鮮の独裁者・金正日死亡以前の記事です。


73. 合意破りなら、台湾より東京・岩国がヤバイ

 

先日の六カ国合意以降は北朝鮮が支援を全部受け取って合意を破れば、アメリカは北朝鮮を軍事攻撃するしか選択肢がなくなる。

なぜなら、中国のまとめた合意を北朝鮮が支援を全部受け取った後に言い訳不能な形で破った場合には、もはや中国も「中朝友好協力相互援助条約」を根拠に北朝鮮支援できないからだ。そういう意味ではアメリカは交渉に成功したと言える。しかし、中国の支援がない事を覚悟の上で北朝鮮が支援を全部受け取って合意を破れば、もはや、北朝鮮が合意後に秘密裏に開発した本格ICBMによって本土を射程に入れられる危険のあるアメリカは、日本の岩国のアメリカ軍基地や東京が狙われる危険に目をつぶってでも北朝鮮を攻撃をせねばならなくなる。大量のICBMに本土を射程に入れられてからでは遅いからだ。

この場合には、もはや中国は北朝鮮を支援できないしアメリカも中国を信用しないか影響力が低いと判断して台湾を切り捨てたりはしないだろう。(ただし、密約で先日の合意以前にすでに切り捨てた可能性はある。)

 

尚、北朝鮮が「臨時停止」との解釈を持ち出した場合で重油5万トンのみしか受け取ってない場合には、中国は解釈の違いという事で北朝鮮が合意の趣旨は破っても明確には合意を破ったと言えないとして「中朝友好協力相互援助条約」により北朝鮮を支援する可能性があるので、重油5万トンのみの支援しか北朝鮮が受け取らず「臨時停止」解釈で臨時停止しかしていない場合にはNo.70で述べたように台湾が切り捨てられる可能性がある。


上記は、Yahoo Japan掲示板・台湾カテゴリ・[ 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険 ]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2007/ 2/17に投稿した記事・No.73の転載である。

 

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浅見真規 ( vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp  )