[注意]: 以下の記事は北朝鮮の独裁者・金正日死亡以前の記事です。
62. ブッシュはせいぜい現状凍結?
アメリカのヒル国務次官補は次回の六カ国協議は進展を期待できるかのごとく発表している。
しかし、今日の読売新聞HPのニュース記事(注)を読むと、現実には、「金融制裁問題の解決が交渉そのものの前提条件という姿勢も変えていない」のであって前回と同様なのである。
そして、アメリカが金融制裁を解除しても、核施設の稼働停止などの見返りに年間重油50万トン超と「国際テロ支援国」指定解除を要求してくる予定だ。
つまり、ブッシュは北朝鮮にこれ以上の核爆弾を製造を一旦停止させるみかえりに年間重油50万トン超の供給で妥協するのが限界で、問題の根本的解決は次期大統領に持ち越しになる公算が大だと私は考えている。それどころか、場合によっては、全く交渉がまとまらずに北朝鮮はアメリカの次期大統領が決まるまで核爆弾の増産を続ける可能性すらあると私は見ている。
(注)↓の読売新聞HPのニュース記事参照。
記事タイトル:核施設停止見返り、北朝鮮が重油50万トン超を要求
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070205i101.htm?from=main1
>北朝鮮は、米国が求めていた核実験場の封鎖やすべての核計画の申告は
>拒否している。
>金融制裁問題の解決が交渉そのものの前提条件という姿勢も変えていない。
上記は、Yahoo Japan掲示板・台湾カテゴリ・[ 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険 ]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2007/ 2/ 5に投稿した記事・No.60にNo.61の補足を追加したものである。
浅見真規 ( vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp )