[注意]: 以下の記事は北朝鮮の独裁者・金正日死亡以前の記事です。


5. 北朝鮮の合意なしに終了できない条約

 

中朝友好協力相互援助条約・第7条2項は、「この条約は,両締約国が改正又は終了について合意しない限り,引き続き効力を有する。」となっており北朝鮮の合意なしに終了も改正もできないため、北京政府は北朝鮮を簡単には見捨てれない。

また、条約だけでなく中国の歴史においても明王朝中国は日本の豊臣秀吉の朝鮮侵略に対して非常な負担を負いながら朝鮮を助けているので、中国国内的な面子からも簡単には北朝鮮を見捨てれないだろう。いかにアメリカが中国に「中朝友好協力相互援助条約」を破棄して金正日政権を援助しなければ、金正日政権崩壊後の北朝鮮への中国の関与を認め、「台湾関係法」を廃止して台湾支配を認めるという好条件を提示しても現時点では北京政府は中朝友好協力相互援助条約破棄はしない。

しかし、北朝鮮の金正日政権がさらに重大な国際批判を受ける行為をした場合には、北京政府も中朝友好協力相互援助条約破棄する大義名分ができるので破棄する可能性もあるだろう。


上記は、Yahoo Japan掲示板・台湾カテゴリ・[ 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険 ]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2006/11/25に投稿した記事・No.5の転載である。

 

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浅見真規 ( vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp  )