[注意]: この記事の内容は誤っている疑いがあります。(2017年9月21日追記)

[注意]: 以下の記事は北朝鮮の独裁者・金正日死亡以前の記事です。


[過去記事保存版]37. 米国発表(核実験1kt未満・M4.2)は矛盾

 

アメリカ国務省傘下のアメリカ地質調査所は、昨年10月9日の北朝鮮北東部の爆発による地震の規模をマグニチュード(M)4.2と発表した。(注・1)(これは日本の気象庁の発表規模より、かなり小さい。)

また、アメリカ政府は、その爆発が核実験によるもので、その規模は1キロトン未満と発表した。(注・2)(これは震源に国境の近い中国政府推定規模10キロトン、ロシア政府推定規模の5―15キロトンより、はるかに小さい。)

 

これは矛盾である。

 

なぜかというと、陸上の核実験でM4.2の地震を起すには1キロトン以上の爆発が必要だからである。(ブルース・A・ボルト著・小林芳正 監訳・「地下核実験探知」古今書院 参照)

 

ただし、核実験偽装目的で通常爆薬を爆発させる場合に地震波変換効率を上げれば、千トン(1キロトン)未満の通常爆薬でM.4.2規模の地震を起すのは可能であるが、核実験の場合にわざわざ変換効率を上げる偽装工作はしないので矛盾なのである。

 

つまり、昨年10月9日の北朝鮮の地下爆発は千トン(1キロトン)未満の通常爆薬による核実験の偽装か、または、核実験大成功(3キロトン以上の核爆発)によるものと考えるべきなのである。


(注・1)↓の読売新聞HPの記事参照

http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/news/20061009i504.htm

(注・2)↓の産経新聞HPの記事参照

http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0610/web-news1017-1.html


上記は、Yahoo Japan掲示板・韓国、北朝鮮カテゴリー・[北朝鮮核開発問題]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2007/ 1/16投稿した記事に若干の変更をして、Yahoo Japan掲示板・台湾カテゴリ・[ 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険 ]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2007/ 1/20に投稿した記事・ No.37を元に No.38で指摘した語句訂正等の若干の修正をした。

 

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浅見真規 ( vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp  )