(注意)これは、閲覧用ではありません。これは、過去記事保存資料用です。最新版を御覧ください。
9月の八王子の公園のヨウ素131検出の原因のわからぬ無能な原子力安全保安院は廃止せよ
9月に八王子の公園でヨウ素131が検出されたらしい。
(yko1998氏のブログ記事の東京新聞記事参照)
http://heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/1018-cd92.html
上述の東京新聞記事によれば、原子力安全保安院の担当者は「九月十日ごろまでは原発から微量ながらヨウ素が出ていたが、それ以降は検出限界未満になっている。福島のものとは考えにくいが断定はできない」と無能な回答をしている。原因がわからないのは広報担当者だけでなく原子力安全保安院の本庁職員全員だろう。
要するに、原子力安全保安院には八王子の公園のヨウ素131の原因の目星もつかない無能ぞろいなのだ。
後述のように、私は容易に八王子の公園のヨウ素131の原因の目星がついた。
その程度の事に気付かずにトンチンカンな回答しかできない原子力安全保安院の能力の低さは地震国日本における原発の危険性の大きさを考えると空恐ろしくなる。経済産業省から分離しても無能さは治らないからだ。地震国日本の危険な原発を監督する意欲も能力も無い原子力安全保安院を廃止し、それにともなって原発も全廃するしかない。
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思い出せば、3月15日、福島第一原発の約5km西南西にある原子力保安検査官事務所所長以下職員全員が空間線量急上昇に驚いて福島第一原発から約60km離れた福島市に敵前逃亡した件だけでなく、事故後に原子力安全・保安院記者会見の広報担当者となった西山英彦審議官が原発事故被災者が困難な状況にある中、勤務時間中に庁舎内で部下の女性とキスやおさわりをしていたのである。wikipedia「西山英彦」によれば、停職1ヶ月の懲戒処分だそうだが、懲戒免職にしないのは甘すぎる。原発事故被害者に対する背信行為を容認する風土があるのだろう。
まあ、原発事故中の広報担当者の庁舎内不倫は論外としても、敵前逃亡の件は生命の危険があったので情状酌量の余地があるが、重大な原発事故の際には原子力安全保安院職員や原発職員が職場放棄して避難し、原発事故が拡大する危険性を今後は十分に認識し原発放置による被害拡大を前提に対策せねばならない。
また、原子力安全保安院が、やらせを依頼した事から中立・公正でなく電力会社に便宜を計っていた事も発覚している。
(「47NEWS」HPの共同通信記事参照)
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011072901000474.html
>保安院が原発シンポで「やらせ」 中部電、四国電に依頼
また、巨額の損害賠償の免責の可否の判断において重要な福島第一原発の津波調査を東京電力任せにしていた事も判明しており、電力会社との馴れ合い体質は明白である。
http://masanori-asami-hp.web.infoseek.co.jp/Fukushima1NPP/neglect_NISA.htm
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まず、千葉市にある日本分析センターの測定結果を見ると8月、9月には「降下物」からI-131は検出されていない。
(日本分析センターHP資料参照)
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/taiki_kouka.pdf
日本分析センターの検出能力は非常に高く、「降下物」については3月に最大値17000メガベクレル毎平方キロをつけ、4月には14メガベクレル毎平方キロという低い数値を記録している。要するに検出下限は最大値の千分の一以下なのだ。八王子にヨウ素131が降下していれば千葉市の日本分析センターで検出されるはずなのに検出されていないのだ。
(日本分析センターHP資料参照)
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/taiki_kouka_back.pdf
次に、群馬県の高崎CTBT放射性核種探知観測所の観測結果を見ても8月や9月にはI-131は検出されてない。
I-131について、3月には最大値14,680,552マイクロベクレル毎立方メートルを記録し、6月には4マイクロベクレル毎立方メートルを記録しており最大値の300万分の1まで検出能力があるにもかかわらず、8月下旬から9月にかけては検出されてないのだ。
(財団法人日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センターHP資料参照)
http://www.cpdnp.jp/pdf/111014Takasaki_report_Oct5.pdf
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9月の八王子の公園の土壌から検出されたヨウ素131が福島第一原発事故で放出された物でないとすれば、原因は何か?
研究用放射性物質は保管がある程度は厳重だから可能性は低い。
だとすれば、医療用ヨウ素131だ。
しかし、人間の患者がI-131薬をばらまいたり公園で立小便する可能性は低い。
そういうわけで、ラジオアイソトープ検査を受けたネコまたは犬が公園で糞尿をし、それが台風の雨水で公園内の集水枡に流れ込んだ可能性が高いのだ。
(北里大学獣医学部附属動物病院HP記事参照)
http://www.vmas.kitasato-u.ac.jp/hospital/site2/orc.html
>核医学検査
>
>核医学検査(アイソトープ検査)は、患者にとって苦痛の少ない検査方法で、
>人間の病院や欧米の動物病院では通常の検査と同様に行われています。
>我が国では法令の整備がされていなかったためにこれまで実施されませんでしたが、
>2009年2月に獣医療法が改正され、イヌ、ネコ、ウマに限って一部の核医学検査が
>実施可能となりました。
この記事作成の経緯
[ 渋谷区在住女性の体内のストロンチウムやウランの大半は天然モノの生物濃縮由来だろう ](阿修羅掲示板)の第40コメントにより9月の八王子の公園でヨウ素131が検出された原因の解決の要請を受けたので、原因解明した。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/666.html#c40
>さて、今回、八王子の公園で放射性ヨウ素が発見されたという報道があるが、
>http://kinkiosen.blog.fc2.com/blog-entry-809.html
>これを受けた形での、貴兄の意見を伺いたい。
2011年10月23日