副反応事例報告における露骨な不正 の疑い


問題の所在:

厚生労働省はホームページで新型コロナワクチンの死亡事例や副反応事例の資料を公開している。

そこでは偶然と考えると確率的に極めて稀な事が報告されている。

たとえるならば、コイン投げで8回連続で「裏」が出たので、「裏」が連続して出る事を指摘されたら、以後は「表」が9回連続で 出たというような 事なのである。確率的には、偶然と考えるより手品のような不正工作があったと疑われる事なのである。



以下において、上記のコイン投げのたとえ話でなく、実際の報告について述べる。


厚生労働省の厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)のホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_284075.html

のリンクからたどれる5月12日開催の第58回副反応検討部会資料1-3・『新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要』では事 例24の死亡報告における報告者の意見として、( 下記のPDFファイルのp.38において )

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778304.pdf

く も膜下出血との因果関係は不明だが、
>日本で起きている数例の死亡事例のように接種後3日~4日に脳出血を起こしている事例から見ると、
>ワクチン接種が体の負担をさらに助長した可能性は否定できないと考察する。



と、接種後3日目・4日目での脳出血事例の集中が指摘されていた (注1)

No24_death-report


また、同じ第58回副反応検討部会の資料1-1-2 ・『予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について(報告症例一覧)』

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778300.pdf

では脳卒中につき接種後3日目・4日目発症事例が集中していた。上記資料では、脳出血の発症について「接種後3日目・4日目」の発症事例が8事例 あるのに「接種後0日目・1日目・2日目」の発症事例がゼロだったのである。

第58回副反応検討部会・資料1-1-2
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778300.pdf
FireFoxブラウザーで表示し、「Ctrl」キーと「F」 キー同時押しで検索窓を表示し、「脳出血」で検索した結果。
尚、事例4474は後日公開された第60回副反応検討部会・資料1-2-3の事例624と同じでMRI検査・CT検査によ る脳出血の確定診断は5日目だが脳出血を示唆する意識レベルの低下や嘔吐の症状は4日目に現れていたので脳出血発症は4日目と考 えられる。
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0003_077歳・男性_20210419_04日目_ET9096_脳出血_死亡
0330_058歳・男性_20210310_04日目_EP9605_脳出血_不明
0978_026歳・女性_20210319_04日目_EP9605_脳出血_死亡
1122_043歳・女性_20210315_03日目_EP9605_脳出血_未回復
1291_072歳・女性_20210324_03日目_EP9605_脳出血_死亡
1464_053歳・男性_20210316_07日目_EP2163_脳出血_未回復
2081_069歳・女性_20210317_09日目_EP9605_脳出血_死亡
4474_040歳・女性_20210419_**日目_ET3674_脳出血_不明_(他の資料から脳出 血発症は4日目と推定)
4564_091歳・女性_20210421_03日目_ER7449_脳出血_死亡
4733_055歳・女性_20210419_06日目_EP9605_脳出血_不明
5502_054歳・女性_20210423_03日目_ET3674_脳出血_後遺症


この事について、私は、mRNAワクチンの作用機序と整合性が高いと感じた。新型コロナ用mRNAワクチンの作用機序は意図した抗原のウイルスの スパイク蛋白は注射液には含まれず、人間の細胞に注入されたmRNAが人間の細胞にスパイク蛋白を造らせ、そのスパイク蛋白が人間の細胞の表面に 突出して抗原として機能する (注2) 。それゆえ、タイムラグが理解できるし、更に、もし仮に運悪くワクチンのmRNAが脳の血管の細胞に入り込むと血管の細胞内で産生されたスパイク蛋白が細 胞表面に突出し、血管組織に損傷を与え、脳出血が起きると理解釈しうるのである。

ところが、驚くべき事に、その後の副反応検討部会で報告・公開された副反応事例報告における新規公開の脳出血事例は「接種後0日目・1日目・2日 目」が9例あるにもかかわらず「接種後3日目・4日目」の発症事例はゼロだったのである。

第61回・資料1-1-2-1
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790066.pdf
FireFoxブラウザーで表示し、「Ctrl」キーと「F」 キー同時押しで検索窓を表示し、「脳出血」で検索した結果。
尚、事例4469は前回の第60回資料1-2-3の事例624よりMRI・CT検査によ る脳出血の確定診断は5日目だが意識レベル低下や嘔吐は4日目なので脳出血発症を4日目と推定。
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00003_077歳・男性_20210419_04日目_ET9096_脳出血_死亡
00335_058歳・男性_20210310_04日目_EP9605_脳出血_不明
00982_026歳・女性_20210319_04日目_EP9605_脳出血_死亡
01126_043歳・女性_20210315_03日目_EP9605_脳出血_未回復
01296_072歳・女性_20210324_03日目_EP9605_脳出血_死亡
01469_053歳・男性_20210316_07日目_EP2163_脳出血_未回復
02086_069歳・女性_20210317_09日目_EP9605_脳出血_死亡
04469_040歳・女性_20210419_******_ET3674_脳出血_不明_(他の資料から脳出血発症は 4日目と考えられる。)
04558_091歳・女性_20210421_03日目_ER7449_脳出血_死亡
04725_055歳・女性_20210419_06日目_EP9605_脳出血_不明
05502_054歳・女性_20210423_03日目_ET3674_脳出血_後遺症
06185_067歳・男性_20210420_13日目_ET3674_脳出血_未回復

以上は第58回検討部会で公開されていた事例で、以下は第60回検討部会より新規に公開された事例。

06437_050歳・女性_20210430_01日目_ER2659_脳出血_未回復
07710_079歳・女性_20210501_08日目_EW4811_脳出血_不明
08492_077歳・女性_20210513_06日目_EW4811_脳出血_不明
08924_046歳・女性_20210513_01日目_EY2173_脳出血_不明
08932_080歳・男性_20210520_01日目_EX3617_脳出血_死亡
00961_090歳・女性_20210522_00日目_FA4597_脳出血_不明
09661_088歳・女性_20210508_02日目_EW4811_脳出血_不明
09852_075歳・女性_20210524_01日目_FA2453_脳出血_死亡
09853_085歳・男性_20210511_11日目_EY2173_脳出血_死亡
10307_089歳・男性_20210518_02日目_EX3617_小脳出血_死亡
10455_080歳・男性_20210526_01日目_FA7338_脳出血_不明
10484_062歳・女性_20210502_00日目_******_脳出血_軽快
10619_087歳・男性_20210428_01日目_EW4811_脳出血_死亡


ここで、「接種後0日目・1日目・2日目」発症事例と「接種後3日目・4日目」事例のみを比較し接種後5日目以降の発症事例を無視し接種後5日目 以内の発症事例のみを見ると、わかりやすい。


第61回・資料1-1-2-1
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790066.pdf
の接種後5日目以内で「脳出血」名目で表示された事例・・・・・事例8792の死亡事例の死因は接種後3日目の脳出血で あるが名目上「視床出血」と表記されてるので除外、事例10028も接種後0日目の脳出血であるが「被殻出血」と表記されている ため除外、事例10307は接種後2日目の脳出血で「小脳出血」と表記されているので除外。)
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00003_077歳・男性_20210419_04日目_ET9096_脳出血_死亡

00335_058歳・男性_20210310_04日目_EP9605_脳出血_不明
00982_026歳・女性_20210319_04日目_EP9605_脳出血_死亡
01126_043歳・女性_20210315_03日目_EP9605_脳出血_未回復
01296_072歳・女性_20210324_03日目_EP9605_脳出血_死亡
04469_040歳・女性_20210419_******_ET3674_脳出血_不明_(他の資料から脳出血発症は 4日目と考えられる。)
04558_091歳・女性_20210421_03日目_ER7449_脳出血_死亡
05502_054歳・女性_20210423_03日目_ET3674_脳出血_後遺症

以上は第58回検討部会で公開されていた事例で、以下は第60回検討部会より新規に公開された事例。

06437_050歳・女性_20210430_01日目_ER2659_脳出血_未回復
08924_046歳・女性_20210513_01日目_EY2173_脳出血_不明
08932_080歳・男性_20210520_01日目_EX3617_脳出血_死亡
00961_090歳・女性_20210522_00日目_FA4597_脳出血_不明
09661_088歳・女性_20210508_02日目_EW4811_脳出血_不明
09852_075歳・女性_20210524_01日目_FA2453_脳出血_死亡
10455_080歳・男性_20210526_01日目_FA7338_脳出血_不明
10484_062歳・女性_20210502_00日目_******_脳出血_軽快
10619_087歳・男性_20210428_01日目_EW4811_脳出血_死亡

すなわち、接種後5日目以内の「脳出血」名目でで検索された事例のみに着目すると、第58回検討部会までに公開された事例では「接種後3日目・4 日目」 発症が8回連 続で、(第59回副反応検討部会では副反応事例の公開は無かったので)第60回副反応検討部会より新規に公開された事例では「接種後0日目・1日 目・2日目」発症が9回連続している事がわかる。「接種後0日目・1日目・2日目」と「接種後3日目・4日目」の比較では、「接種後0日目・1 日目・2日目」が約二日半に対し「接種後3日目・4日目」は二日間なので、冒頭のコイン投げのたとえとは確率は厳密には異なるが、いずれも偶然に 起きる確率は10万分の1未満なので偶然とは考えにくい。尚、報告または公表における不正以外にロットの成分変更の可能性や血管に注射液が流入し ないように注意がなされるようになった可能性や季節的に冬や春先には「接種後3日目・4日目」に脳出血発症しやすく5月以降は「接種後0日目・1 日目・2日目」に脳出血発症しやすいという可能性も排除できないが、見事に分かれている事や厚生労働省幹部やワクチン推進派医師の動機を考えれば 不正工作の可能性が高い。尚、不正でなくとも接種からの発症日数が見事に分かれている事から接種と脳出血発症に因果関係がある事が示されている。

追記

第61回副反応検討部会・資料1-2-3-1 の事例 2660 (PDFのp.1063) の死亡事例は接種後4日目に入院し6日目に検査により脳出血(脳幹出血)の確定診断がされた事例で脳出血の発症が接種後4日目だった可能性が高いが第61回・資料1-1-2-1 に載っていない。また、事例8792の死亡事例の死因は接種後3日目の脳出血で あるが名目上「視床出血」と表記され「脳出血」のキーワード検索でヒットしないように意図的に「視床出血」と表記された疑いがある。
尚、予防接種法・第12条1項の反対解釈から、病院若しくは診療所の開設者又は医師 が接種と因果関係が無いと判断した場合は副反応疑い事例として厚生労働大臣への法的報告義務が無くなる。そのため、旭川赤十字病院は接種翌日に大 動脈解離で死亡した基礎疾患の無い事務職員の40代男性の死亡を遺族から抗議を受けるまで報告しなかった (注3) 。また、医師の間では、因果関係が無いと判断した場合は報告しないようにする事が周知されており (注4) 、「くも膜下出血」や「脳出血」のような出血性脳卒中がワクチン接種と因果関係が無いと考える医師が多い事例 (注5) では「接種後3日目・4日目」発症の脳出血が報告されなくなった疑いもある。

また、第55回副反応検討部会・資料1-3の事例5の副反応疑い死亡事例で死因が「溺 死」の事例がある事に批判があるが、アメリカ在住のジャズピアニストの大江千里氏の副反応を紹介したニューズウィーク日本版記事によれば大江千里氏はモデルナ製ワクチン二回目接種 の約10時間後に失神しており、日本での溺死事例が出勤前の入浴であり飲酒による睡眠事故でないのは明白なので溺死原因は二回目接種による失神と 考えられ因果関係が推定される。尚、テレビ朝日の記事によれば英国在住の看護師・ピネガー由紀さんはファイザー製ワ クチン一回目接種の翌日の勤務後の帰宅途中に激しい頭痛と悪寒に襲われフラフラで車を運転して帰宅した旨を述べており、たまたま事故を起こさずに 帰宅できたが、運が悪ければ事故を起こしていたと思われる。それゆえ、一見、因果関係が無いように思える事例でも報告検討されるべきである。

更に、死亡報告数を減らす目的なのか、「脳出血」・「くも膜下出血」・「心不全」・「脳梗塞」・「心筋梗塞」の事例で転帰が「不明」・「未回復」 の事例が相当数あり、次回以降の副反応検討部会でも「不明」・「未回復」のままで、実質的に死亡しているにも関わらず意図的に脳死判定を行わない 事例や人工呼吸器装着し慣習上の追跡調査期間の28日間経過まで延命をしてる疑いのある事例があった。たとえば、第61回・資料1-1-2-1の事例6437の女性(4月30日にロット ER2659のワクチン接種し脳出血発症・くも膜下出血併発)の転帰は「未回復」だが、第61回・資料1-2-3-1の事例2369の女性と同一人物と考えられ、脳死 判定をせずに人工呼吸器装着し無理に生存を偽装している疑いがある。

61th_1-2-3-1_case2369.jpg


目次

2021年7月19日(2021年6月16日・当初版は こちら 。)

浅見真規 vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp


(注1) 私は第55回副反応検討部会から接種後3日目・4日目に出血性脳卒中事例が多い事に気付き、「5ちゃんねる」掲示板で指摘した。

https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/covid19/1617925055/8


(注2) 下記の丸井祐二 聖マリアンナ医科大学教授 著 『新型コロナウイルスのワクチンについて-現段階での概説-』 の解説及び図1参照。

尚、著名な医学論文雑誌の"The New England Journal of Medicine"においてファイザー製新型コロナ・ワクチンが安全で効果的だとする  Fernando P. Polack 他 (2020) にも同様の図が掲載されている。


丸井祐二 聖マリアンナ医科大学教授 著 『新型コロナウイルスのワクチンについて-現段階での概説-』より引用。

https://medipress.jp/doctor_columns/377

>mRNAワクチンは、接種すると新型コロナウイルスの外側にあるスパイクを形作るたんぱく質の情報がmRNA(メッセンジャー リボ核酸)に含まれ、

>ワクチン接種した部位の細胞内に、mRNAが入り込むことでスパイクたんぱく質を合成します(図1)。

>・・・・・

>今回のワクチンは、mRNAが直接リボゾームに働きかけてスパイクたんぱく質を合成する仕組みです。このスパイクたんぱく質が 細胞の表面に現れ て、

>・・・・・


pic1


(注3) 下記の4月24日付けの北海道新聞記事参照。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/536847

>旭川市の旭川赤十字病院の事務職員の40代男性が今年3月、新型コロナウイルスのワクチンを接種した翌日に死亡したことが23日、分かっ た。
>遺族によると、病院から示された死因は急性大動脈解離。
>同病院は予防接種法が厚生労働省への報告を義務づける副反応の疑い事例には当たらないと判断していたが、遺族の意向を踏まえ近く同省に報告 する。
>遺族によると、男性は同病院で3月19日、医療従事者向けの1回目のワクチンを接種。翌20日朝に背中の痛みを訴え、
>午後に自宅で倒れて同病院に救急搬送され、間もなく死亡した。基礎疾患はなかった。

 

(注4) 下記の医師向け最新医学・医療情報サイト m3.comの4月30日付け記事参照。


[ ワクチン接種後の死亡例報告「整理が必要」 ]

https://www.m3.com/news/open/iryoishin/909840?category=report

>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「コミナティ筋注」の接種後に死亡した例について、
>「老衰」など死因が明確であれば報告は不要である旨の周知徹底が必要との意見が専門家の間で出ている。


(注5) 下記の記事参照。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e7899383c47a47c1073d395e60723125e033785a

 

https://medical.jiji.com/topics/2129


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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