[ 緊急提言 ]: 新型コロナ用ワクチンの接種量は小柄な日本人に合わせるべき



   アメリカの製薬会社であるファイザー製の新型コロナ用ワクチンの接種量は大柄なアメリカ人を基準に決められている (注)。日本人、特に日本人女性 には小柄な者が多く、平均体重80kg以上のアメリカ成人を基準にした接種量では副反応(副作用)が強く出る危険がある。そのため、小柄な日本人 に合わせて接種量を減らしても効果が期待できるなら接種量を減らすべきである。効果については応急措置として当面の間は抗体価の測定で代用すれば 良い。
   たとえば、体重50kg未満の者への接種の場合はアメリカ人成人接種量0.3mlの3分の2の容量すなわち2mlとし、体重が50kg以上 60kg未満の者への接種の場合は2.5mlとし、それで中和抗体の抗体価が十分上昇すれば暫定的に変更すれば良い。

(注) ファイザー製新型コロナ・ワクチン添付文書 参照。

https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/000738743.pdf

によれば、海外でも日本でも薬剤30㎍で臨床試験が実施された。薬剤は内容量0.45mlの1バイアル瓶には0.225mg含まれ、それを食塩濃 度0.9%の生理食塩液1.8mlで希釈し、その希釈液0.3mlが一回分の接種量であるため、実際の接種でも薬剤は30㎍である。アメリカ FDAの公開資料によればアメリカでの希釈の仕方も希釈後の接種量も日本と同じである。

https://www.fda.gov/media/144413/download


2021年3月7日

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浅見真規 vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp