請願書

 

                        殿            

 

請願の趣旨:

入学試験問題に新聞記事からの出題されないよう請願します。

 

請願の理由:

公立図書館に新聞が常備されてはいても貸し出しは許可されないため、文学作品のように借りて帰って熟読するわけにいかず、まとめ読みも1週間が実質的な限界なので、入学試験に出題確率が高い新聞を購読していない家庭の受験生が特定新聞からの出題に備えるには少なくとも毎週公立図書館で読まねばならず明らかに不利です。

また、入学試験に出題確率が高い朝日新聞・読売新聞は、それを広告にしています。これは受験生の親の弱みに付け込む卑劣な販売手段です。また、もし、受験生の親が朝日新聞・読売新聞の広告を無視して親の都合で購読紙を決定した場合には受験生の読書嗜好等が考慮されません。これは受験生の読書嗜好による適性とは無縁の事項によって差別されるわけで不合理な差別です。

さらに、入学試験に出題確率が高い朝日新聞が他紙に比べて優れているとは言い難く、逆に倫理的問題すらあります。

たとえば、朝日新聞は「高学歴・高所得・ホワイトカラーが朝日新聞購読者の特徴」とする広告をしており、受験生に所得・学歴による差別意識を植え付ける危険があります。

歴史的にも、盧溝橋事件(1937年7月7日)の約2週間後の1937年7月20日に「時まさに北支事變勃発し」として、軍用機献納運動を提唱し、もって世論を扇動し、現地兵力や補給に不安のあった日本政府が蒋介石主席の「最後の関頭」声明に応じて譲歩する可能性を封じました。しかし、朝日新聞は日本の敗戦後の1945年11月7日に「国民と共に立たん」という小さな記事で戦争責任を謝罪していますが、そこで謝罪したのは軍部・政府に強制されて虚偽報道した事の受動的戦争責任のみで、軍用機献納運動提唱による積極的戦争責任の謝罪はありません。

 

        年   月   日

 

請願者住所:

請願者氏名: