「ある火山学者のひとりごと」掲示板における議論抜粋

 

(注意・その1) 下記は、「ある火山学者のひとりごと」掲示板(オーナー・千葉達朗 さん)において、2005年12月26日 21時48分16秒 の竜 さんの13614番投稿がキッカケになって、私が小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還するまでは、探査機「はやぶさ」の小惑星「イトカワ」への着陸の根拠が不確実だと述べ批判し、それをM3さんが批判されて展開した議論についてのM3さんと私の議論の転載です。ただし、読みやすいように投稿の順序を上下逆にし、古い投稿を上に、新しい投稿を下にしましたので、上から順番に読めるようになってます。

それ以外の発言は「ある火山学者のひとりごと」掲示板 もしくは、掲示板オーナー・千葉達朗さんHPの「ある火山学者のひとりごと」からの(過去ファイル)  の2005年12月26日ないし2006年1月8日までの過去ログで御覧になってください。

 (注意・その2) 現在、私は、第二回着陸試行(世界時・2005年11月25日)については、急減速によって非常に柔軟な多段・伸縮型のサンプラーホーンの変形が起き、サンプラーホーンの変形のみに頼って着陸判定していた宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部は急減速によるサンプラーホーン変形によって着陸と誤認したとの見解に変更しています。尚、その最新の見解に対応して近日中にHP記事を更新する予定ですが、それまでは、討論用掲示板・「はやぶさ」 もぜひ御覧ください。(2006年1月16日)

謝辞

「ある火山学者のひとりごと」掲示板において議論に御協力いただいたM3さんに感謝いたします。

 浅見真規  vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp

目次に戻る    (討論用掲示板)「はやぶさ」  (談話室)「オクトパスアイランド」

古い投稿が上になってますので、上から順に御覧ください。


13631. 2005年12月27日 23時34分38秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]

「はやぶさ」の件ですが、イトカワに着陸した確実な証拠が現時点であるのかという疑問があります。
(もちろん、帰還すれば「はやぶさ」の船体を調べれますので証拠収集できる可能性もあるでしょうけど。)

当初、11月20日、宇宙航空研究開発機構は「はやぶさ」がイトカワに着陸失敗した可能性が高いと発表(注1)しながら、後に、11月23日になって11月20日にすでに着陸してたと変更発表し直しています(注2)。(つまり、結果として、宇宙航空研究開発機構によれば、11月20日と11月26日に着陸した事になるのです。)
11月20日に着陸したという11月23日発表のデータ(注2)は素のデータでなく、なんらかの複雑な処理をしたものでしょう。そうでなければプロの専門家がデータを待ち構えていながら11月20日にデータ受信の数時間後にいい加減な発表はしないでしょうから。

また、上空からの写真はあっても、着陸時の写真はないみたいですし、当初は着陸時に金属球を撃ち込んで岩石片採取したとの発表が誤りだったので、「はやぶさ」について宇宙航空研究開発機構が発表の確実性に疑問があります。また、着陸の有無がレーザー高度計(注3)やレーザー距離計から簡単に直接に判定できない疑いが濃厚です。それゆえ、現時点で確実な証拠がなければ(帰還して詳細に調べるまでは)着陸した事も疑問視する厳しい態度が求められるのではないでしょうか?

もし、「はやぶさ」がイトカワに着陸した確実な証拠が現時点でなければ、「はやぶさ」の最大の成果と考えられている「イトカワ」への着陸に関しては日経サイエンスの(元?)編集長の「成功したのか、失敗したのか分からないプロジェクト」という表現も当たってるのではないでしょうか?

ただ、日経サイエンスの(元?)編集長も彼の記事を批判した松浦晋也氏も言及してないみたいですが、「はやぶさ」の到達目的の小惑星はアメリカが発見したのに日本が探査機を送って調査するからと言って「イトカワ」と日本が命名させてもらった経緯(注4)から、「イトカワ」のすぐ近くに到達し写真撮影できたのは最低限の目標は達成し日本が恥をかかずに今後も堂々とあの小惑星を「イトカワ」と呼べるようになったのは最低限の成功はしたと評価すべきでしょう。

それから、日経サイエンスの(元?)編集長の記事からは中国が衛星軌道へ有人衛星や商業衛星を確実に打ち上げてるのと暗に比較してるような印象を受けましたが、衛星軌道への有人衛星や商業衛星の打ち上げとはるかかなたの小惑星への科学探査とは同じには議論できないでしょう。

*****
(注1)Yahooニュース(共同通信) - 11月20日17時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000096-kyodo-soci
>探査機はやぶさ着陸できず 25日にも再挑戦へ

(注2)宇宙科学研究本部HP記事参照
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml

(注3)「イトカワ」の重力が微弱なので確実に真下にレーザー照射するのも困難な可能性があり、形もいびつでジオイドと表面の不一致があるため「レーザー高度計」と表記されてる機器も「レーザー距離計」と表現すべきシロモノである。近距離においては「レーザー高度計」と別個に「レーザー距離計」との表現がHPでの11月23日発表にあるのもそのためであろう。しかし、距離ゼロはレーザー距離計が故障してなければ「着陸」を意味するにもかかわらず、11月20日発表で着陸失敗と発表したのはレーザー距離計のデータが直接に簡単に着陸判定に利用できないモノだった疑いが濃厚である。

(注4)糸川 (小惑星)・wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/イトカワ
>糸川(いとかわ、25143 Itokawa)は、太陽系の小惑星であり、地球近傍小惑星のうちアポロ群に
>属する。1998年9月26日、アメリカ・ニューメキシコ州ソコロでマサチューセッツ工科大学リンカーン
>研究所・地球近傍小惑星研究チーム(LINEAR)により発見された。
>日本の工学実験宇宙機はやぶさ(MUSES-C)の探査対象となったことから、宇宙科学研究所(当時)が
>日本のロケット開発の父・糸川英夫の名前を付けてくれるようLINEARに依頼し、2003年8月6日に
>国際天文学連合により承認されて同協会の『小惑星会報』(MPC)で発表された。

*****
*****
13610番投稿の補足

地すべりによるダム湖の事故で有名なイタリアのバイオント・ダムの場合は地形や地質・地層構造から海抜による絶対的地下水位の上昇によって地すべりが引き起こされたみたいです。(ただし、事故は危険を感じてダム湖の水位減少させている時に起きたそうです。)

尚、ここの読者には地すべりの専門家も多いでしょうが、ダム湖の水位と地すべりの関係がシロウトにもわかりやすくまとめられたサイトを見つけましたので紹介します。

浅川改良事務所ホームページ(地すべり対策)
http://www.pref.nagano.jp/xdoboku/asakawa/dam/jisuberi-taisaku.htm
上記サイトの第一・第二のケースが絶対的地下水位が主として関係し、第三の場合が相対的地下水位が関係すると思います。

[220.98.229.223]


13641. 2005年12月30日 16時32分55秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]

宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事:[ 「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  
によれば、「はやぶさ」が日本時間11月20日(11月19日GMT)に「イトカワ」に着陸した根拠として、

>距離計の情報が示すことは、一旦17m 付近で地形にならう制御への移行が行われた際に、
>やや高度を上げる現象が見られ、その後予定どおりに重力による自由落下が行われて、
>日本時間の午前6時10分頃に距離がほぼ ゼロとなって、着陸が行われたことです。
>それ続いてさらにもう1回のバウンド現象がみられた後、高度をほぼゼロに保ったまま
>推移した期間が約30分間持続しました。

としています。



しかし、グリニッジ標準時刻・2005年11月19日21時9分頃(日本時刻・2005年11月20日午前6時9分頃)に距離計の値が0m近くになっていますが、2005年11月19日21時9分(GMT)頃から21時12分頃(GMT)までの間に距離計の値が30mを超えてます。
つまり、跳ね返ったとの説明だけでは、21時9分(GMT)頃から21時12分(GMT)頃までの約3分間の距離計の測定値(下のグラフの青色枠部分参照)の説明がつきません。




説明をつけれる方がおられるでしょうか?
竜さん、なべさんは、いかがお考えでしょうか?
*****
着陸判定には低高度において高度計の代用になっているレーザー距離計だけでなく、地球上で計測された計測されたドップラー速度履歴から求めた地球視線方向への成分の速度や距離も補助的に使用されてますが、データ処理が複雑で「素のデータ」とは言いがたく、着陸時の写真のなかった事から、当初の日本時間11月20日に着陸に失敗したと発表した事を覆すのに十分な根拠足りえないと考えます。

*****
尚、詳細は私のHPにあります。
http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/land_or_not.htm

[220.98.234.228]

13668. 2005年12月31日 23時28分55秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13641番投稿の補足

私の13641番投稿を読んで、21時9分(GMT)頃から21時12分(GMT)頃までの約3分間の距離計の測定値部分を無視すれば問題ないじゃないか、細かい事を言うなよと思われる方がおられるといけないので、別の面からも問題点があるのを示します。

*****
地球上での一般人の生活圏では近似的に重力加速度が同じとみなしています。
それゆえ、空気抵抗を無視した場合の放物線は重力加速度を一定として二次曲線になるとしています。

しかし、小惑星「イトカワ」の着陸予定地点では重心からの距離がわずか150m以下なのです。ですから、仮に小惑星「イトカワ」の重心に全質量があると仮定すれば地表から27mの場合には着陸予定地点の地表と比べて(150+27)^2/(150)^2=1.39倍も異なるのです。地表の方が上空27mより明らかに重力加速度が大きいはずです。

ところが、

宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事:[ 「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  

で、着陸の補助的根拠として利用しているドップラー計測値(注1)による降下の速度成分のグラフ図2aの20時55分(GMT)頃を頂点(地表からの距離が約 27m)として21時9分(GMT)までの部分(下のグラフに私が青枠で囲んだ部分)は重力加速度が一定か逆にわずかに減少してるようにすら見えます。




*****
地球上では、人工衛星の打ち上げはロケットで相当な高速でかなりの上空に打ち上げねばなりません。

ところが、もし仮に、完全に球状をした半径150mの小惑星があったら地表スレスレにカメのように低速な衛星を飛ばす事ができます。

「はやぶさ」のドップラー計測値のグラフの問題点は、あたかも「はやぶさ」が「イトカワ」の衛星のごとく振舞った(注3)可能性を示しています。

なぜなら、ドップラー計測値が正確でしかも「はやぶさ」が「イトカワ」から重力しか力を受けてないとすれば、ドップラー計測値が重力加速度の変化を示していない問題の原因は、グラフ図2aが「みかけの」降下の速度成分のグラフであって、「はやぶさ」が進行方向を変更させられた場合には降下の速さの変化がわからなくなる事に原因があるのです。それを一次元的に表示(注2)して根拠として示したのが原因です。

*****
(注1)自動車のスピード違反取締りの「ネズミ捕り」に似たようなもので、地上局から探査機「ハヤブサ」の速度成分を計測していた。
(注2)地球上からしか計測していないので一次元的データしか示せないが、宇宙科学研究本部は「はやぶさ」のランディングアプローチの軌道は大まかに言って地球と小惑星「イトカワ」を結んだ直線上にあったと主張していた。発表記事の図1a 等参照。
(注 3)「イトカワ」の形はいびつで障害物もあるので地上スレスレの衛星は存在できない。しかし、宇宙科学研究本部が地上に着陸中だと主張している21時36 分(GMT)頃から21時58分(GMT)頃までの間、「はやぶさ」の「イトカワ」への着陸予定地点付近はくびれて平坦なので近似的に仮想の衛星軌道に類似した軌道上を、ほぼ重力と遠心力が釣り合った状態で地上スレスレを飛んでいた可能性を示唆している。しかも、着陸中だと主張している時間帯でも、その大部分の時間で、わずかながら姿勢制御のため化学エンジンの低出力噴射をしていた事が宇宙科学研究本部発表記事 図4c から読み取れる。遠心力の不足分を化学エンジンの低出力噴射の推力によって補っていれば落下せず、その区間において仮想的な衛星軌道に類似した軌道上を飛行できたはずである。

*****
*****
>13648番・千葉さん、


高校物理の範囲でわかるように宇宙科学研究本部が発表してくれてるんだし、千葉さんがどこかの大学の地球惑星科学部の教授になって高校生に聞かれて何もわかりませんでは困るでしょ?

私のカキの経験談は、正月にふさわしくないので自主削除しときます。13650のすずきさんにも伝言しといてください。

[220.105.214.19]

13671. 2006年01月01日 00時03分55秒  投稿:M3 
専門家ではないのですが、一介のはやぶさWatcherに判る範囲で埋め立てに協力します。


http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/land_or_not.htm
>しかし、探査機「はやぶさ」にレーザー距離計が搭載され、「イトカワ」地表との距離がほぼゼロ(注1)になったという単純明快なデータが「素」のデータとして当初から得られていたなら、どうしてデータ受信後数時間経ってから記者発表で着陸に失敗したとの発表をしたのか疑問に感じる(注2)。

 データのダウンロードができなかったからです。はやぶさの高利得アンテナは、探査機に固定されているために離陸後機体ごとアンテナを地球方向に向けなければ、データを送信できません。中利得アンテナはもうすこし制限がゆるいですが、それでもタッチダウンシーケンス中には使用できません。もっとも指向性の緩い低利得アンテナは、1秒間に1文字程度しか送信できませんし、タッチダウンシーケンス中はドップラー偏移を測定するためにデータの伝送はできません。


>そこで、図1aでの着陸予定地点から「イトカワ」の重心までの距離は150m以下なので、計算の便宜上から仮に「イトカワ」の質量が全て重心に集まっていると仮定した場合、(150+27)^2/(150)^2=1.39倍も重力加速度が異なるのである。

 イトカワの形状は判明しているのですから、もうすこし正確な近似計算を行うべきではないでしょうか。極端な話、主要な質量が両端にある(鉄アレイ状)形状を考えると重心に近づくほど重力加速度が減少する可能性すらあります。


>「はやぶさ」が「イトカワ」地表スレスレの軌道上で遠心力と重力がほぼ釣り合った状態にあった可能性も排除できない

「図4b 着陸時の姿勢制御誤差の履歴」を見てください。21時49分頃から22時12分まで、姿勢制御誤差が直線的に増加しています。 この間は、「図4c 着陸時の化学エンジンの通算噴射時間の履歴」にあるとおり姿勢を正そうとスラスタを定期的に噴射していますが、それにもかかわらず、姿勢の誤差が毎時約30度(=イトカワの自転速度に相当する)の速さで増加しています。
 はやぶさがイトカワ「周回軌道」上に浮いているならば、この噴射により姿勢が正されているでしょう。はやぶさがY軸姿勢誤差を増加するような回転を始めた可能性も考えられますが、その場合は傾くにつれててLRFの測定値がゼロではなくなるはずです。


[222.158.227.83]

13674. 2006年01月01日 01時02分18秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
新年おめでとうございます。

>13671・M3さん、

レスどうも。

>データのダウンロードができなかったからです。
>・・・・・(中略)・・・・・
>もっとも指向性の緩い低利得アンテナは、1秒間に1文字程度しか送信できません


ドップラー計測は昨年11月20日時点ではDNS局から臼田局への切り替えのため利用できなかったと言い訳が
ありますが、レーザー距離計については言い訳がありませんでした。
もし、ドップラー計測データもレーザー距離計データも利用できなかったならどうして昨年11月20日に
着陸できなかったと発表できたのでしょうか?
そもそも、着陸態勢での地表との距離情報は優先順位が高いですし、工夫さえすれば1時間もあれば送信できる
でしょう。発表は5時間以上た経った日本時間午後だったそうですから。

> イトカワの形状は判明しているのですから、もうすこし正確な近似計算を行うべきではないでしょうか。

簡単そうにおっしゃりますが容易ではありません。説明責任は宇宙科学研究本部にあります。

>21時49分頃から22時12分まで、姿勢制御誤差が直線的に増加しています。


21時49分頃から21時58分まで地上で静止してたとしてますが、どうして地上で静止してて姿勢制御のため
エンジン噴射が必要なのでしょうか?
尚、21時58分以降は緊急離陸のための指令が出てます。↓参照。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
>「はやぶさ」は、日本時間午前6時58分に地上からの指令で緊急離陸を行うまで、
>その間安定に着地を継続しました。

[220.105.214.19]

13676. 2006年01月01日 01時46分27秒  投稿:M3 
13674
>簡単そうにおっしゃりますが容易ではありません。説明責任は宇宙科学研究本部にあります。

 簡単の極致的モデルによる推定とデータが合致しないというなら、もうちょっとだけ正確なモデルで試してみると良くはありませんか?


>どうして地上で静止してて姿勢制御のためエンジン噴射が必要なのでしょうか?

 姿勢が傾いているからです。 イトカワに接地しているかどうかを、はやぶさ自身は知らないのでしょう。“それで着陸と言えるのか”という批判は可能かもしれませんが、全くの予定外の着陸なのですから仕方ありません。私は、離陸できたのだから墜落とは言えない~という程度の意味合いで着陸なのだと考えています。


13675 Pochiさん。
まあ、新年ですし、他にすることもないですし…。あけおめ~。
[222.158.227.83]

13687. 2006年01月01日 23時27分47秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
私の13683番投稿の「正弦曲線」云々の部分は間違いだったので削除して、ここに書き直す。
*****

13676 
>簡単の極致的モデルによる推定とデータが合致しないというなら、
>もうちょっとだけ正確なモデルで試してみると良くはありませんか?

13671
>イトカワの形状は判明しているのですから、もうすこし正確な近似計算を行うべきではないでしょうか。
>極端な話、主要な質量が両端にある(鉄アレイ状)形状を考えると
>重心に近づくほど重力加速度が減少する可能性すらあります。


「イトカワ」は(非対称であるのを無視すれば)鉄アレイに似ている面もある。「はやぶさ」の着陸予定地点は「鉄アレイ」で言えば真ん中のくびれた握り部分に相当する。それゆえ、もし仮に、真ん中のくびれた握り部分が極端に細い棒状で、しかも、ランディング・アプローチのコースが斜め方向から球状部分の際をかすめてくびれ部分に着地するという特殊なコースを採るなら途中の球状部分の際の方が重力加速度が大きい場合もありうるのは認める。
しかし、実際のランディング・アプローチのコースはくびれ部分に垂直なのだ。(図1a参照)
だから、着陸地点の重力加速度の方が途中の上空での重力加速度より大きい。この定性的考察はおわかりいただけるだろうか?

尚、定量的考察は私がするより、宇宙科学研究本部がなすべきだ。その能力も義務もあるからだ。


13671
>「図4b 着陸時の姿勢制御誤差の履歴」を見てください。21時49分頃から22時12分まで、
>姿勢制御誤差が直線的に増加しています。 この間は、「図4c 着陸時の化学エンジンの
>通算噴射時間の履歴」にあるとおり姿勢を正そうとスラスタを定期的に噴射していますが、
>それにもかかわらず、姿勢の誤差が毎時約30度(=イトカワの自転速度に相当する)の
>速さで増加しています。


図4b の説明がないが、もし仮に予定のランディング・アプローチのコースでまっすぐな姿勢をとった場合には「イトカワ」の自転の影響は除去されているはずだ。また、図4bで扱ってるのはy軸であり、y軸というのは図1cによれば「イトカワ」の自転の南北方向なのでy軸方向の傾きは、東西方向のx軸と違って自転の影響は受けない。
毎時約30度という数値が偶然に自転の角速度と同じだからという理由でこじつけるべきでない。

逆に、「イトカワ」の南北方向のy軸方向の傾きが時間と共に増加するのは仮想的衛星軌道に近似的に近いコースを「はやぶさ」が地表スレスレを飛んでいると解釈すべきものである。(「イトカワ」はいびつで障害物もあるので地表スレスレの軌道では周回できないが、着陸予定地点付近は平坦なのでその近辺では地表スレスレで飛ぶのも可能だったと思われる。)
図4bでの姿勢の傾きというのは、地球からまっすぐに「イトカワ」に向かってるとの想定からの傾きなので、近似的に衛星軌道のように「イトカワ」を回りかけていれば、「はやぶさ」が「イトカワ」を回りかけてると知らなければ、傾いてなくとも傾きが増加したと誤解してるだけなのだ。(たとえで言うと、日本から考えてハワイの人は斜めに傾いて立っていて、ブラジルの人は逆さまに立っているので姿勢が傾いていると言うようなものである。)
[220.105.214.19]

13693. 2006年01月02日 20時45分01秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13687
>しかし、実際のランディング・アプローチのコースはくびれ部分に垂直なのだ。(図1a参照)だから、着陸地点の重力加速度の方が途中の上空での重力加速度より大きい。

 「だから」の根拠・説明が不足しています。

 ところで、言い出した者が言うのもなんですが、実際にはイトカワの歪さによる重力異常で説明するよりは、初速を持って自由落下する経路が視線方向からズレていること、つまり時間と共にそのズレが大きくなり、その分加速が少なく見えることで説明できると思います(下図、 * がはやぶさ)。

 臼田方向

↓視線方向
------*
-------*
--------*
----------* ---加速しているのにもかかわらず
------------* ---視線方向加速は見かけ上なし。経路により上凸下凸自在
--------------* /
-----------------*/

/ イトカワ表面
   南←  →北



>y軸というのは図1cによれば「イトカワ」の自転の南北方向なのでy軸方向の傾きは、東西方向のx軸と違って自転の影響は受けない。

 はやぶさのタッチダウン予定地点はイトカワ赤道よりも南側であり、視線方向に対する垂直面からはかなり傾いています(上図)。したがって、じゅうぶんに自転の影響を受けます。


>近似的に衛星軌道のように「イトカワ」を回りかけていれば、「はやぶさ」が「イトカワ」を回りかけてると知らなければ、傾いてなくとも傾きが増加したと誤解してるだけなのだ。(

 はやぶさが「誤解している」としても、姿勢を正すためのスラスタ噴射の効果が得られなかったのはなぜですか?
[222.158.227.83]

13703. 2006年01月03日 10時41分27秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
千葉さん、

>片足ケンケンで降りようとして

「はやぶさ」はその名前の元になった鳥のはやぶさのように、着陸というよりは舞い降りた一瞬で金属球撃ち出してサンプラーホーンで岩石片採取して舞い上がる(真空だから舞うという表現は正確でないけど)みたいですね。だからサンプラーホーンを脚と考えれば片足なんですね。

東北大学 吉田研究室HP参照
http://www.astro.mech.tohoku.ac.jp/muses-c3.html

>転んで怪我しちゃったんですねぇ


転倒したとは考えにくいです。昨年11月19日(GMT)の分は、

宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事:[ 「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  

の図4b 着陸の可能性のある21時46分頃の姿勢制御誤差の履歴から、21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度なので転倒したとは考えにくいです。もちろん、片脚なので、13676番のような「姿勢が傾いて」着地なんて中途半端な状態にはなれないです。

そして、極めつけは昨年11月25日(GMT)の分ですが、

宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事・[「はやぶさ」の第2回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  

によれば、図3aの距離計測のグラフ






に表示されてる範囲が5m以上なので着地が怪しいです。ところが、図2a
  

によれば、図3aの距離計測のグラフ






では図3aの距離計測値のグラフで表示してない22時6分頃に着地したと主張してるのです。
肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。それは後ほど述べる予定です。

*****
KKDさんと千葉さんの参照urlが一見同じなのに千葉さんのではアクセスできないのはなぜかと思ってurlをコピペしたら、最後の文字のfが、
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1749.swf ←千葉さんのはカナ入力のfみたいです。
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1749.swf ←KKDさんのは英数入力のfなのでOK。

[220.105.214.19]

13704. 2006年01月03日 11時19分49秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13693・M3さん、

たしかに視線方向で見てまっすぐに降下し、それが「イトカワ」の面に垂直でなかったみたいです。(つまり、y-z平面で見れば傾いているみたいです。)それが「イトカワ」の地表に水平な速度成分を持つ事になり近似的に「イトカワ」の人工衛星みたいなコースを「はやぶさ」が採り得た可能性の原因でもあります。
しかし、着地直前には視線の横断方向のx方向・y方向成分の位置変化はほとんどないみたいです。視線方向で鉛直に降下したみたいです。


宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事]  

の図1aと図1c参照。

ただ、調べてみると直交座標にするため地球-イトカワの視線方向をz軸にしてイトカワ自転の南北をy軸としたみたいなので、y軸はイトカワの自転軸からズレてるみたいで完全な南北ではないみたいです。

位置による重力加速度を考える上で、私が13687番投稿で述べた

>しかし、実際のランディング・アプローチのコースはくびれ部分に垂直なのだ。(図1a参照)

の垂直とは「鉄アレイ近似」での着陸コースについてであって、東西方向と視線方向のx-z平面で見て垂直という意味です。

尚、重力加速度の増加にかかわらず視線方向の降下速度が増加しなかった原因は「イトカワ」が帯磁してなければ近似的な人工衛星のコースが原因として考えれますが、「イトカワ」が帯磁していれば、たとえ「はやぶさ」が軽金属でできていて直接には磁石に反応しなくとも運動を妨害する方向に誘導起電力が生じて減速した可能性もあります。



尚、座標については、M3さんはすでに御存知とは思いますが、他の読者のために参考HP示します。

宇宙研究本部HP「はやぶさ」の相対位置の制御履歴・参照
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/0929.shtml

宇宙研究本部HP・イトカワの「北」はどちらか?・参照
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1031.shtml


その意味でイトカワ自転の完全な南北として自転の影響を全く受けないとした私の13687番投稿は不正確でした。
ですから、y軸方向でも完全な自転軸方向でないため自転の影響は若干は受けますが角度は小さいです。尚、完全に自転の東西方向で見れば「はやぶさ」の姿勢が自転軸に垂直で着地固定していれば自転の角度変化はそのまま「はやぶさ」の姿勢変化になりますが、図4bはおおよそ南北方向のy軸です。また、着陸予定地点は大雑把に見て南緯30度ないし南緯45度くらいなので、自転軸に垂直でないので、さらに角度変化は小さく出ます。なぜなら、自転軸に垂直の姿勢になるには30度ないし45度傾いて着地せねばなりませんが、「はやぶさ」はサンプラーホーンだけの片脚なので傾いて着地という芸当がそもそもできない上にあなたの言う21時46分頃の当初の傾きが5度なので30度ないし45度傾いて着地というのはありえないでしょう。



しかし、、少なくとも重力加速度を考える場合に注意すべき、非対称な「鉄アレイ」近似での球部分をかすめて斜めからの着陸コースを採ってないのは図1aから明白です。

> はやぶさが「誤解している」としても、姿勢を正すためのスラスタ噴射の効果が得られなかったのはなぜですか?


これは、難しい問題です。いくつか可能性は考えれます。
(断言はできませんが)最も可能性が高いと私が考える可能性を後で述べましょう。

[220.105.214.19]

13707. 2006年01月04日 02時27分49秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
正月休みもそろそろ終りですね。

13703
>姿勢制御誤差の履歴から、21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度なので転倒したとは考えにくいです

 正しい図の読み方はISASに訊いたほうが良いかもしれませんが、この図は「姿勢制御誤差の履歴」です。目標姿勢からのズレを表しているのであって、常に固定された基準方向があるわけではないと思います。


>肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。

 存在しないデータを隠していると非難しても仕方が無いと思います。図3aのグラフが途中から描かれていないのは、近距離レーザ距離計の用途がその時点で「サンプラーホーンの変形検出器」に変更されたためです。



13704
>サンプラーホーンだけの片脚なので傾いて着地という芸当がそもそもできない上に

 一本足ゆえ安定するには傾いて着地する以外にないのです。 倒れこみ方向によって違いますが、仮に緯度40度=傾斜40度の表面に右太陽電池パネル(イオンエンジン推進方向基準で右)側に倒れこむと、y軸はイトカワ自転軸にほぼ平行になります(実際にはイオンエンジン側に倒れた可能性が高いですが)。

>21時46分頃の当初の傾きが5度なので

 13703へのコメントにも書きましたが、この図3aの数値の読み方には注意が必要だと思います。固定された基準座標軸からの変位と考えては拙いでしょう。


>しかし、、少なくとも重力加速度を考える場合に注意すべき、非対称な「鉄アレイ」近似での球部分をかすめて斜めからの着陸コース

 「だから、着陸地点の重力加速度の方が途中の上空での重力加速度より大きい」という判断の理由説明は無いのですか? 「鉄アレイ」近似による説明では、球部分を掠めるコースである必要はありません。むしろ中心軸に垂直のコースをとったほうが説明が単純になります。

[222.158.227.83]

13714. 2006年01月04日 14時24分52秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13709
>当初姿勢制御誤差が5度というのは倒れた状態でないのは明白です。

 再三の繰り返しになりますが、姿勢制御誤差は確固とした不変・普遍の座標系に基づく値ではないと考えるべきです。あくまでもはやぶさの認識する座標系における目標姿勢との誤差です。そして、その目標姿勢自体も地表面と平行とは限られません。もちろん、太陽電池パネルか胴体部分が地表の起伏・突起にかかって傾斜が少なく安定した可能性もあります。

>どこに、そんな事が書かれてるのですか

 浅見さんが引用された部分です。誤解されているようですが、「脚部のサンプラーホーンと「イトカワ」地表との距離を測るために」使用しているのではありません。 “距離計とサンプラーホーン先端部との距離”を計測しているのです(はやぶさのペーパークラフト(http://moon.jaxa.jp/ja/muses-c/fun.html)をご覧になるとお解かりになるかも知れません)。そして、その距離が変化したことをもって、サンプラーホーンの変形=着地による変形があったことを認識するのです。

>何か大きな誤解されてませんか?y軸は地球座標系のものです。「はやぶさ」の姿勢で動いたりしません。

 この文脈におけるy軸は、はやぶさの座標軸です。
[222.158.227.83]

13718. 2006年01月04日 16時11分59秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
M3さん、すみません、レスがついてるのに気づかず私の13709番投稿の一部改正版の13713投稿削除して若干変更しようとしてリロードしたらM3さんのレスに気づきました。下に13709番投稿を復元しておきます。
尚、レスに無関係な部分で一部表記ミスがあります。

(誤)http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005年11月29日(世界標準時)の場合↑には、

(正)http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005年11月19日(世界標準時)の場合↑には、

*****
13709. 2006年01月04日 12時38分58秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
M3さん、あなたの説だと近似的な人工衛星軌道でなく、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005 年11月29日(世界標準時)の場合↑には、ほぼ予定軌道で着地した事になり、着地後に「イトカワ」の自転のため地球基準座標で予定地点より時間の経過と共にズレていったと主張されてるわけですよね。つまり、着地前は目標姿勢と「イトカワ」での「はやぶさ」の実際の上下がほぼ一致していた事になり、あなたの言う着地時の21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度というのは倒れた状態でないのは明白です。

13708・M3さん、
>存在しないデータを隠していると非難しても仕方が無いと思います。
>図3aのグラフが途中から描かれていないのは、近距離レーザ距離計の
>用途がその時点で「サンプラーホーンの変形検出器」に変更されたためです。


どこに、そんな事が書かれてるのですか?宇宙科学研究本部HPの記事↓には、

http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
>陸検知のために試料採取ホーンとの距離計測モードに移行し、
>下向きに毎秒約 4cmの速度を加えて着陸降下をさせました。
>その後「はやぶさ」は、試料採取ホーンの変形により着陸を検知


と、書かれてるだけでしょ。つまり、脚部のサンプラーホーンと「イトカワ」地表との距離を測るためにレーザー距離計を使用し、そして、サンプラーホーンが何かに当たって変形したので着陸したと判断したと書かれてるだけでしょう。レーザー距離計は引き続き「イトカワ」地表との距離を計測中のはずです。

尚、宇宙科学研究本部HPの記事の「試料採取ホーンの変形により着陸を検知」と書かれてる部分は「試料採取ホーンの変形」の原因について宇宙科学研究本部が勝手に着陸による変形と誤って判断しただけです。着陸以外にも変形の原因はあります。「イトカワ」の表面近くを「近イトカワ点」とする衛星軌道を飛行する礫(石ころ)に「はやぶさ」の「試料採取ホーン」が当たって変形した可能性の方が高いでしょう。なぜなら、2005年11月25日(世界時)の場合の、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図2aでは、世界時表示で11月25日22時0分にドップラー計測による上下方向の速度成分がプラスに転じているからです。22時0分には図3aのレーザー距離計の計測値での距離が約7mですから、そこから上昇方向の速度で動けば着陸はありえないはずだからです。宇宙科学研究本部のグラフ読み取り能力の低さには中学生もビックリです。(そこまで、馬鹿でないからワザと間違ってゴマカシているのでしょう。)


>倒れこむと、y軸はイトカワ自転軸にほぼ平行になります


何か大きな誤解されてませんか?y軸は地球座標系のものです。「はやぶさ」の姿勢で動いたりしません。


>「鉄アレイ」近似による説明では、球部分を掠めるコースである必要はありません。
>むしろ中心軸に垂直のコースをとったほうが説明が単純になります。


非常に極端な場合、「鉄アレイ」近似で「握り部分」が非常に細ければ「握り部分」の真ん中へ垂直な着陸コースでも着陸地点より若干上空の方が重力加速度の進行方向成分が大きくなる事はあるでしょうが、それは極端すぎる仮定であって、「イトカワ」の近似としては好ましくありません。
[220.105.214.19]

13719. 2006年01月04日 16時13分48秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13714
>再三の繰り返しになりますが、姿勢制御誤差は確固とした不変・普遍の座標系に
>基づく値ではないと考えるべきです。


もちろん、私も当初からそのように理解しています。


>はやぶさのペーパークラフト(http://moon.jaxa.jp/ja/muses-c/fun.html)を
>ご覧になるとお解かりになるかも知れません


そこを見ましたがわからなかったのでGoogle検索したら、松浦氏のブログ記事で、
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/11/_4_a179.html
> その後、午前7時3〜5分、レーザー距離計は、距離測定モードから、
>サンプラー制御モードへと変更された。


とありましたので、宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事↓の
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図3a25日22時7分(世界時)の距離計測データの無い事には了解しました。御指摘ありがとうございます。
それに伴って、私の13703番投稿の↓の部分の宇宙科学研究本部HPへの非難も撤回します。

>肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、
>それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。
>それは後ほど述べる予定です。


しかし、宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
の図2aの「はやぶさ」の速度の上下方向成分グラフからも図2bの高度履歴のグラフからも25日22時0分(世界時)が最低高度であって、サンプラーホーンの変形を感知した22時7分(世界時)はそれより上昇しており着陸というより、その付近を「近イトカワ点」とする衛星軌道にあった礫(石ころ)がサンプラーホーンに衝突した可能性の方が高いでしょう。


>この文脈におけるy軸は、はやぶさの座標軸です。


問題にしてる宇宙科学研究本部HP記事の
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
姿勢制御誤差の履歴グラフの図4bのy軸は地球座標系でしょう。
[220.105.214.19]

13720. 2006年01月04日 17時07分11秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13719
>衛星軌道にあった礫(石ころ)

 それが安定して存在するとお考えなのですか? 地表の起伏や岩にぶつかるので、はやぶさが「イトカワ表面すれすれの周回軌道」上に長時間居られないのと同じ理由でそれが安定して存在できるとは思えません。


>姿勢制御誤差の履歴グラフの図4bのy軸は地球座標系でしょう。

 再三の繰り返(以下略)。イトカワ表面に倣う機動を行うならば、制御目標値は当初参照していた座標系での値からズレてゆく必要がありませんか?
[222.158.227.83]

13730. 2006年01月05日 22時37分16秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13720
>はやぶさが「イトカワ表面すれすれの周回軌道」上に長時間居られないのと
>同じ理由でそれが安定して存在できるとは思えません。


楕円軌道の「近イトカワ点」として一時的に地上7m位を飛ぶ軌道なら障害物や起伏に衝突せずに飛行するのは可能です。それが「はやぶさ」の昨年11月19日のコースの場合と違います。ただ、問題は岩石の微細粉末の浮遊ダストの存在の可能性で、岩石の微細粉末のダストが多量に浮遊していれば、長い年月軌道を維持できないでしょう。


>イトカワ表面に倣う機動を行うならば、制御目標値は当初参照していた座標系での
>値からズレてゆく必要がありませんか?


昨年11月19日の場合は結果としてターゲットマーカーから離れてしまった可能性が高いですが、本来ならば、ターゲットマーカーを目指して着陸しますので、予定どおりターゲットマーカー付近での降下なら姿勢も当初予定どおりだったはずです。
[220.105.214.19]

13733. 2006年01月05日 23時28分10秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13730
>楕円軌道の「近イトカワ点」として一時的に地上7m位を飛ぶ軌道

 イトカワの自転周期をご存知の上でのお話ですか?
 JAXAの説明にたいして、それがありえないと疑問を呈したり、別の仮説を提出なさるならば、JAXAの説明よりももっと蓋然性の高い根拠に基づくべきではないでしょうか。


>予定どおりターゲットマーカー付近での降下なら姿勢も当初予定どおりだったはずです。

 図の読みかたを間違っているとしか言えません。
 蛇足的説明になりますが、「姿勢制御誤差」とは、現在の姿勢と目標姿勢との間のズレのことを言います。表面に倣う機動の間は、傾いた表面に倣った「傾いた」目標姿勢を設定し、その姿勢との誤差を減らすように姿勢制御を行います。 
[222.158.227.83]

13746. 2006年01月06日 23時13分17秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13733
>JAXAの説明にたいして、それがありえないと疑問を呈したり、別の仮説を提出なさるならば、
>JAXAの説明よりももっと蓋然性の高い根拠に基づくべきではないでしょうか。


はて、その件についてはJAXAは説明してませんがね。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図3aで22時3分頃、「イトカワ」から約7mの距離ですが、図2a・図2bでは22時0分以降は上昇に転じており、22時7分頃に着陸したと主張するなら、その矛盾回避の説明をすべきなのにしてないのです。

>イトカワの自転周期をご存知の上でのお話ですか?

Wikipedia見て知ってます。約12時間ですね。まあ、「イトカワ」の自転周期と礫(石ころ)衛星の公転周期が同じの楕円の同期軌道でなければ「イトカワ」にぶつかるのは認めます。そういう意味で礫(石ころ)衛星の寿命が比較的短いのは認めます。
しかし、「イトカワ」では非常に頻繁にと礫(石ころ)衛星の卵が発生してる可能性があるのです。19日の「はやぶさ」の降下では約27m自由落下するのに14分もかかっていました。重力加速度は約0.0077ガルです。Wikipediaによりますと、地球の地震で震度1が0.8ガルないし2.5ガルですので震度1の加速度の百分の1未満です。これでは隕石の衝突だけでなく、地球や火星の近くを横切る場合の潮汐力等による微振動でも「イトカワ」の礫(石ころ)は浮き上がる可能性があります。重力加速度が非常に小さいので浮き上がったらなかなか下に落ちずに上昇します。そして「イトカワ」が非常に小さいので、振動で投げ出された礫(石ころ)の一部はそのまま「イトカワ」から放り出されて衛星の卵になる可能性があるのです。そういうわけで礫(石ころ)衛星の寿命が短くとも、それを補って余りある礫(石ころ)衛星の卵が毎年発生してる可能性が高いのです。さらに、「ミューゼスの海」と命名された場所は狭いので、そこを通過する10個も礫(石ころ)衛星があれば「はやぶさ」に衝突する可能性はかなりあります。

> 図の読みかたを間違っているとしか言えません。

それは、JAXAとあなたでしょう。上に述べたように、上昇して着陸だなんて主張するのは中学生もビックリです。

尚、あなたは「表面に倣う機動」で姿勢制御誤差が大きく変わったかのように言われてるようですが、19日でも、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
「日本時間午前5時40分頃、高度17m 付近で、地表面にならう姿勢制御のモードに移行しました。」とあって、その時刻での姿勢制御誤差は5度未満です。
[61.118.219.15]

13752. 2006年01月08日 00時11分07秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13746
>その矛盾回避の説明をすべきなのにしてないのです。

 矛盾していないと考える理由があるのではないかと思いますが、背景資料を持ち合わせていない私はそのグラフを正しく読み解く自信はありません。
 ここで矛盾を言い立てても埒が明きませんから、グラフをどう読み取ってどう判断したのかを直接JAXAに問い合わせることをお勧めします。


>地球や火星の近くを横切る場合の潮汐力等による微振動でも「イトカワ」の礫(石ころ)は浮き上がる可能性があります。

 潮汐力の大きさは計算してみましたか? 私の計算では過去~将来数十年間の最接近(予測)距離のさらに1/100まで接近しなければ、潮汐力によるそのような効果は起きないようです(検算をお願いします)。ですから、そのような微衛星が毎年発生することは無いと思います。


>「表面に倣う機動」で姿勢制御誤差が大きく変わったかのように言われてるようですが

 そのようなことは言ってません。

そろそろ居心地が悪くなってきました。
議論の場所を他所に移したほうが良くはありませんか?>浅見さん
[222.158.227.83]

13760. 2006年01月09日 21時46分11秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
13752・M3 さん、

>そろそろ居心地が悪くなってきました。
>議論の場所を他所に移したほうが良くはありませんか?


私のHPの掲示板に専用掲示板「はやぶさ」を新設しました。掲示板設置が遅くなりましたが、よろしく、御願いします。
http://www2.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?hayabusa

それから、ここでのM3 さんと私の間での「はやぶさ」関連の議論の投稿も転載させていただきました。御了承願います。>M3 さん、千葉さん。
http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/aerukazan/arukazan_Hayabusa.htm

13761. 2006年01月09日 22時05分59秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
 “転載させてください”でしょう?

13763. 2006年01月09日 22時53分22秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
> “転載させてください”でしょう?


まあ、先に御願いすべきだったのですが、暗黙の了解があると思って転載してしまいました。遅れましたが御願いします。転載させてください。

13752
>検算をお願いします


私は計算が非常に苦手ですので自信が無いですが、「イトカワ」本体が一枚岩の場合には潮汐力と「イトカワ」の自転の効果も入れても、地球の地上からの高度が約5000kmみたいです。尚、「イトカワ」本体が複数の岩の寄せ集めで地震の効果も考えればもう少し遠くても少し石が飛ぶかもしれません。それでも、20世紀後半から21世紀での最大の接近の2004年6月の大接近の約193万kmの百分の一以下ですので御指摘のとおりでしょう。潮汐力によって「イトカワ」の石が飛ぶのは数十万年に1回くらいかもしれません。

まあ、潮汐力で石が飛ぶのは滅多にないとしても隕石の衝突はかなりの頻度であるでしょうから、それで毎年、石が飛んで衛星軌道に乗る可能性はあります。しかし、良く考えると太陽からの粒子の圧力や「イトカワ」の引力の分布のいびつな事から非常に不安定な軌道であって同期は短期にくずれるでしょう。

ですから、他の原因の方が可能性は高いでしょう。たとえば、伸縮型のサンプラーホーンの変形を測定したレーザー距離計の誤作動の可能性です。13641番投稿(2005年12月30日)で示したような異常なグラフから誤作動の可能性もあるでしょう。もちろん、それ以外の可能性もあります。それは私の掲示板で述べるつもりです。

*****
13631番投稿の訂正・・・・・「はやぶさ」の船体は回収予定がないみたいなので訂正しときます。

(誤)帰還すれば「はやぶさ」の船体を調べれますので証拠収集できる可能性もあるでしょうけど。
(正)帰還して試料カプセル入手できれば、試料の有無によって着陸の有無が判定できるでしょうけど。

(注) 現在、私は、第二回着陸試行(世界時・2005年11月25日)については、急減速によって非常に柔軟な多段・伸縮型のサンプラーホーンの変形が起き、サンプラーホーンの変形のみに頼って着陸判定していた宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部は急減速によるサンプラーホーン変形によって着陸と誤認したとの見解に変更しています。尚、その最新の見解に対応して近日中にHP記事を更新する予定ですが、それまでは、討論用掲示板・「はやぶさ」 もぜひ御覧ください。(2006年1月16日)

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