「鳥取県の地名」(1992)平凡社p.424より

(p.423-424古代 [災害と争乱]より西暦880年前後の部分を転載)

 出雲地震(西暦880年)当時の伯耆国司が災害を逐一中央に報告して中央への納税の減免や支援の優遇措置をもくろむ(実際に優遇措置を受けた記録有り)タイプだったと推定される事や水害や不作を報告してる事が歴史的に判明しています。それゆえ、出雲地震(880年)について伯耆国(現・鳥取県西部)の被害の記録がないのは伯耆国(現・鳥取県西部)で被害がほとんどなかった事の裏返しと考えられます。