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岩国基地中央部から半径2600m以内に住む妊婦には疎開場所を用意すべき
2017年4月現在、アメリカのトランプ政権による北朝鮮の核問題の強制的解決のため北朝鮮への軍事攻撃の可能性が高まっている。また、北朝鮮は攻撃を受ければ報復として岩国基地への核攻撃をほのめかしている。
もし仮に、アメリカが北朝鮮を攻撃し、北朝鮮が岩国基地を射程内に収める核ミサイルを保有している場合、北朝鮮による岩国基地への核攻撃が現実に起きる可能性がある。ただし、最近はGPS利用で北朝鮮の弾道ミサイルの命中精度が飛躍的に向上しており攻撃目標地点から半径500m以内に命中する可能性が高い。攻撃目標地点は軍事的効果を第一にすれば基地中央部が選ばれる可能性が高いが国際非難を少なくする事を優先すれば民家から離れた滑走路中央が選ばれると私は考える。以下では、より民家密集地に近い岩国基地中央部を北朝鮮が攻撃目標として選ぶ事を前提として考察する。
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広島や長崎の被曝で一ヶ月以内に亡くなられた被爆者の死因のほとんどは爆風と熱線によるもので、放射線被曝だけでは急性死に至った被爆者は少数と考えられる。そのため、爆心地から2100m以上離れた民家では窓の雨戸を閉め床に伏せ、その後に起きるであろう火災から逃れれば即死や急性死は免れる可能性が高い。しかし、胎児は特に被爆に弱く100ミリ・シーベルトの被爆で奇形が起きたり知能低下が起きるため100ミリ・シーベルトの被爆を受ける可能性の高い爆心地から2100m以内の場所に妊婦が被爆すると危険なのである。そのため、北朝鮮の核ミサイルが攻撃目標地点から500mそれて爆発する可能性も考えると岩国基地の中央部から半径2600m以内の妊婦は岩国基地から離れた場所に疎開場所を用意すべきである。ただし、地震等の被災者に用意される体育館等のような居住性の悪い避難所は妊婦に過酷なので短期なら旅館・ホテル・民宿、長期ならアパートやマンションを行政側が借り上げて用意すべきであろう。これはアメリカから日本政府に北朝鮮攻撃の通知がなくとも希望する妊婦には無料提供すべきであろう。偶発戦争が起きる可能性が排除できないからである。
また、岩国基地の中央部から2.1km以内には相当数の民家が存在する (この区域は今津川と門前川に挟まれた中州のうち国道188号線より東の民家の大部分が含まれる) 。攻撃目標地点から2100mの地点はミサイルが攻撃目標地点から500mそれて爆発する場合には爆心地から1.6km以内という事になり、屋内でも急性症状が出る500ミリシーベルト以上の被爆が危惧される。さらに、爆風で家屋が破壊されたり火災になる危険も非常に高いので、アメリカ軍が北朝鮮を攻撃する可能性の高い日には岩国基地の中央部から2.1km以内の住民は妊婦でなくとも岩国基地から離れた場所に避難所を用意すべきである。これもアメリカから日本政府に北朝鮮攻撃の通知がなくとも希望者には体育館か公民館を避難所として無料開放すべきである。偶発戦争が起きる可能性が排除できないからである。
アメリカは北朝鮮を攻撃する前に日本政府に通知する可能性が高いので、アメリカから日本政府に北朝鮮攻撃の事前通知があれば岩国基地の中央部から半径2600m以内の全住民と半径3km以内の妊婦を疎開させるべきである。短期のうちに多数の住民に (既に割り当てられている自然災害用の避難所とは異なる居住地区外の) 避難所を準備せねばならないので岩国市・山口県及び政府は事前準備が必要であろう。必要に応じて隣接の広島県の協力も必要になるであろう。できれば、少し距離に余裕を見て疎開させるべきであろう。下に私の疎開案を示す。
上図の私の疎開区域案で柿色の線より南東側を強制避難区域にする事を推奨し、公務員・金融機関正規社員・JR西日本正社員・警備会社正規社員・通信会社正社員・電気会社正社員・ガス会社正社員・放射線研究者のうち、40才以上で二人以上の子供のいる者または45才以上で子供のいる者または50才以上の者は今津川と門前川に囲まれた中州以外は政府の許可を得て立ち入る事ができるものとし、青色の線より南東側は疎開希望者による任意避難区域とする案を緊急提案する。(緊急提案なので至らない点があるかもしれない。)
2017年4月24日 ( 2017年4月21日・当初版は こちら 。 )
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