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注意: これは作成途中の緊急暫定版です。


 [緊急暫定版] 調査報告書中で使われた「直線性」という用語の問題点

 

 「調査報告書」 (注) の電気泳動の画像に関する疑惑(1-2)に関して、「直線性」 (注) なる用語が3ページで初出し、「標準DNAサイズマーカーの対数値と泳動距離が良好な直線性を保っている関係にあることを目視で確認した上で」 (注) と小保方が先に述べた事になっているが、この「直線性」の意味が、標準DNAサイズマーカーのDNA断片のサイズの対数値と泳動距離に関する片対数グラフの「直線性」を意味 (注) すると解釈すると片対数グラフ用紙という特殊なグラフ用紙にプロットせねばならず (注)、実際に片対数グラフを作成せねば「目視で確認」という事はありえない。小保方の能力や杜撰と評される小保方の実験ノートから小保方が実際に検量線の片対数グラフを作成したとは考えにくく、したがって、調査委員による事情聴取で小保方が先に「直線性」なる用語を使用したとは考えにくい。さらに、調査報告書における調査委員(前委員長を含む)側の見解を示す表現として、「検証の結果、ゲル1とゲル2の間には、標準DNAサイズマーカーの対数値と泳動距離について直線性の保持は見られず」という表現があり、その表現の「ゲル1とゲル2の間には」という部分の表現からすると、調査報告書の「直線性」なる用語は外国製の標準DNAサイズマーカー付属の英文説明書の「linearity」か「linear」の誤訳で本来は「線型性」もしくは「線型」と訳すべき数学的用語であった疑いが有る (注) 。「線型性」は文脈によっては「直線性」をも含む用語であるので、調査報告書の「直線性」という用語を「線型性」という数学用語に置き換えるとつじつまが合うのである。


「調査報告書」p.3の下記の部分参照。

http://www3.riken.jp/stap/j/f1document1.pdf

>そこで小保方氏に説明を求めたところ、

>T細胞受容体遺伝子の再構成のポジティブコントロールを

>明瞭に示すためにはゲル2のレーン1が適しており、

>ゲル1とゲル2のそれぞれの標準DNAサイズマーカーの泳動について

>双方のゲルにおいて、標準DNAサイズマーカーの対数値と泳動距離が

>良好な直線性を保っている関係にあることを目視で確認した上で、

>ゲル1の写真を縦方向に引き伸ばし、

>標準DNAサイズマーカーの位置情報に基づいてレーン3の写真の

>挿入位置を決定したとの説明があった。


年月日

浅見真規 vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp

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