[注意]: 以下の記事は北朝鮮の独裁者・金正日死亡以前の記事です。


 1. 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険

 

 アメリカにとって北朝鮮の核問題は安全保障上の重大問題である。しかし、北朝鮮が完全に核兵器を放棄する可能性は低い。そのため、アメリカは兵糧攻めや軍事攻撃も計画するだろう。その場合に、北朝鮮有事の際に中華人民共和国(北京政府)が北朝鮮を支援する内容の「中朝友好協力相互援助条約」がアメリカにとって邪魔な条約である。

そこで、アメリカは台湾有事の際に台湾を支援する内容の「台湾関係法」(アメリカの国内法ではあるが実質的には台北政府に対する安全保障条約的内容を持つ)の廃止と引き換えに、北京政府に「中朝友好協力相互援助条約」破棄を求める潜在的可能性がある。

 

私は、台湾は先手を打って、北京政府と「本土民主化」と引き換えに「両岸統一」を交渉すべきと考える。「台湾関係法」廃止されてからでは効果的な交渉ができないからだ。


上記は、Yahoo Japan掲示板・台湾カテゴリ・[ 北朝鮮問題と台湾が見捨てられる危険 ]トッピックに私が true_masanori_asami というハンドル・ネームで2006年11月12日に投稿した記事・No.1の転載である。

 

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浅見真規 ( vhu2bqf1_ma@yahoo.co.jp  )